信州読書会さんに参加させていただいて、毎週金曜日に
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  今回は、司馬遼太郎氏の『 花神 』の感想です本

 

  『花神』は、司馬遼太郎の歴史小説で、戊辰戦争で軍才を

  振るった村田蔵六こと大村益次郎の生涯を描いています。

  江戸末期、蘭学塾として名高かった大阪の適塾に村田蔵六が

  風変わりな男としていた。

  周防の百姓医の生まれで、成績は優秀だったが、ひどく不愛想

  だった。その後、旅先でシーボルトの娘イネと出会い、ほのかな

  想いも芽生えながら、尊王攘夷の波に飲み込まれ、戊辰戦争へ

  と飲み込まれていく……。

  と、簡単すぎるあらすじですが、歴史小説なので、あまり詳しく

  書いちゃうとネタバレになっちゃうので、大村益次郎の人生は

  是非、この『花神』で読んでいただけたらと思いますビックリマーク

 

  大村「益次郎といっても、幕末の有名な長州藩士の陰に

  隠れて、教科書でも目立たない存在でしたが・・・なんのなんの!
  日本史上、結構重要な人物だということがわかって、すごく

  びっくりしましたゲッソリ

  歴史小説というと敬遠される方も多いと思いますが、

  読みだすと「真実」の力にはかないませんビックリマーク

  小説なので多少の脚色はあると思いますが、読み終わると

  NHKの大河ドラマを一年分観終わったくらいの充実感が

  ありますよ!!

 

 

 

  『 天性のナショナリスト 』 ~「花神」(上)(中)より~  
 
 「二年二組、木戸孝允君!」 体育館での賞状の授与で、校長からある男子生徒の名前が呼ばれた。 「ほぉ、君は木戸孝允君って名前なんだね!」 と感に堪えない様子で、校長は男子生徒に話しかけた。 高名な長州藩士と同姓同名の男子生徒は、少し恥ずかしそうに、いそいそと壇上から降りた。これは、転校で一時、下 関の中学に通っていた時の一コマだ。 木戸孝允は、この小説に登場する桂小五郎の言わずと知れた後の名前である。そんな桂小五郎に見出され、長州藩 へと取り立てられるのが村田蔵六であり、後の大村益次郎だ。   山口県では、今でも幕末の長州藩の志士たちへの憧憬と尊敬の念が強い。吉田松陰「先生」のことを呼び捨てにする
大人に会ったことがなかった。だから、中学生当時、盲目的に長州藩は素晴らしいと思っていたことは否めない。確かに
明治維新への功績が大きい藩には間違いないが、この小説で長州藩を違う視点から眺めることができて、興味深かった。 例えば、宇和島藩や幕府が見出していた村田蔵六を横取りする、意外と姑息で調子がいいところとか。
 
幕末の志士たちとは違う感覚で幕末の動乱期を見つめていた「技術者」の若者たちの繋がりで明治維新へと時代は
動いていく。幕末といえば、武士である各藩士たちをメインに語られることが多いが、百姓同然の村医だった村田蔵六は
もちろんのこと、蔵六が師事した緒方洪庵をはじめ、蘭学者たちの動きが大きく影響していたことに驚く。武士だけでは、
歴史は動かなかったのだ。同じ歴史小説の「桜田門外ノ変」(吉村昭著)も水戸藩士の関鉄之介の目線で描かれるが、
武士目線の歴史に慣れ過ぎていた私には「技術者」である村田蔵六の目線にどんどん惹かれていく。ただ、蘭学を通じ て、世界を覗いていた蔵六が、攘夷の心だけは失わないところも、福沢諭吉との対比で興味深い。 シーボルトの娘イネも日本初の女医としての知識しかなく、緒方洪庵、伊達宗城、福沢諭吉、高杉晋作など、単独でぷ
かぷかと何の繋がりもなく私の頭に浮かんでいた偉人たちが、パズルのピースのように、見事に幕末の歴史にはまって いくさまをこの小説で体感できて快感だった。
 
 残念ながら、今回は中巻までだった。下巻で、医師や蘭学者とは違う本格的な軍事的才能が開く大村益次郎を楽し みに読んでいきたいと思う。 

 

 

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