今回のテーマは、アンデルセンの「 マッチ売りの少女 」です本


 

 誰もが一度は読んだことがある有名な童話ですが、


 大人になって読み返している方は少ないと思います。


 今回、信州読書会 さんが主宰のコラムを書く企画の


 「column bar 信州」に参加するために、


 私も何十年ぶりに読み返しました。


 すると、子供の頃の純粋な視点と


 大人になって読む視点とは、まるで違いましたあせる


 結果的には、アンハッピーエンドの童話ですが、


 微笑みながら亡くなっていた少女の気持ちは、


 幼い頃は全く理解できていませんでした。


 私のその幼い頃の疑問を、信州読書会 主宰の宮澤さんが


 『マッチ売りの少女』 というコラムに書かれています。


 併せて読んでいただければと思います。


 今回、私は「マッチ売りの少女」を現代の日本になぞらえて、


 パロディとして書きましたメモ



 

『 マッチ売りの少女2016 in Japan 』



ある選挙が近づいている日本のことでした。

経済は冷え込み、回復の見込みもないまま、すでに20年以上が経ちました。

国民は、なんとかこの日本を救ってくれる政治家を求めていましたが、なんとも他力本願の様を呈していました。

そんな日本のある街で、哀しげな表情で彷徨うひとりの少女がいました。

少女はマッチをたくさん持って、通りすがりの人々に、ひたすらマッチを買ってくれるように声をかけています。しかし、この不景気の中、余分な小銭を出してくれる人はいませんでした。少女の心は、経済と同じく、どんどん冷え込んでいきます。

とうとう、少女は我慢できずに、暖かさを求めてマッチを一本壁にこすりつけました。

すると、ふわっとしたマッチの明かりのなかに、あるニュースが浮かび上がってきました。65歳以上の高齢者に3万円支給されるということが、突然決まったのです。

野党の政治家は、「バラマキだ!」と叫んでいます。少女の家庭には、65歳以上の高齢者はいません。少女の表情が空虚になるのと同時に、マッチの明りは消えました。

少女はがっかりして、家に戻ろうかとも思いましたが、家には不景気でリストラされた父親が酒浸りで暴力をふるうのでした。マッチの売れない少女には居場所がありません。仕方なく、もう一本マッチをすりました。

すると、保育施設や高齢者施設を15分ずつ訪問する候補者たちが現れました。少女の目にもパフォーマンスにしか見えませんでした。少女の心は、ますます冷え込みました。

あきらめの表情で少女が空を見上げた際に、流れ星が流れました。

少女の亡きおばあさんから、星が落ちる時、魂がひとつ神のもとに引き上げられると聞いていたのです。「誰かが亡くなったのだわ。」



翌朝、あの少女は、心だけでなく体も冷え込んで、街角で亡くなっていました。

少女は、本日18歳の誕生日を迎えるはずでした。少女にも自分の意思を示す機会が訪れていたことに気がつく人は、誰もいませんでした。

ただ、少女が握りしめていたマッチは、この日本にはびこる「自己欺瞞」という名前でした。





 

 私事ですが、スカイプでの読書会を主宰しています本



 私も初めてのことなので、一緒に楽しく本を読んでいくという


 スタンスなので、ご興味のある方は、


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