お芝居:天の川慕情

ラスト舞踊:花城

アンコール:よっしゃあ漢唄


新作お芝居と聞いて夜の部へ。

通天閣界隈は賑わっていて活気がありますね。

朝日劇場の看板が新しくなってます。

観光客が写真を撮るかしら?と思ってたのですが、顔部分(しかも切れてる…)なので気付かないんでしょうなぁ…
素通りされまくってます…
侍の全身とかの方がウケるようなうーん


さて、お芝居。



ここからお芝居のあらすじを書きます。

ご覧になりたくない方は注意してください注意






下矢印下矢印下矢印


時は江戸時代でしょうか、、、

町人たちが楽しげに願い事を笹に吊るしています。

剛さんが登場すると『ワァー』と大歓声が上がります。

剛さんの願い事は

『足が治りますように』

『役が戻ってきますように』

だってゲラゲラ


そこへ一組の男女が仲良くやってきました。

お互いの願い事を気にしつつも笹に吊るす二人…



二人はまだ夫婦にはなっていませんが、コツコツと3年間で貯めた15両を元手に商売を始めようと考えているようです。

そして、商売が軌道に乗れば夫婦になる約束も。


つい嬉しくて大きな声で話してしまう彦一(若チャン)とおりん(ひかるちゃん)。

『壁に耳あり障子に目あり』とはよく言ったもので大金の存在を悪者(星矢くん)に聞かれてしまいます。


お金を脅し取られそうになる彦一。

斬り掛かってくる悪者を払いのけようとした瞬間、誤って悪者を斬ってしまいますガーン



おりんと世帯をもつために酒も博打も辞めて真面目に生活していたのに…

お役人様が来て捕まってしまいました。

泣く泣く二人は離れ離れになってしまいます。



彦一の刑は20年でした。

島で重労働が科されていました。



10年目の七夕の日七夕

毎年、七夕の日におりんから手紙が届くのを心待ちにしていて、今年もおりんからの手紙を読んだ後に『あと10年…』と生きる気力を奮い立たせる彦一。



しかし、ひょんなことから手紙がこの先10年分あること知り、動揺する彦一…



実はおりんは彦一が捕まってすぐに病で亡くなっていました。

亡くなる前におりんは20年分の手紙を書いてお役人様に託していたのです。

彦一が生きる原動力を持ち続けれるようにえーん




優しいなぁえーん

おりんえーん



それからある日のこと。

長雨で緩んだ地盤が崩れてしまい、土砂に埋まってしまう彦一。

仲間が助けようとしますが、、、



場面が変わって美しい星空。

賽の河原でおりんが石を積んでます。



そこへ彦一がやってきました。

三途の川を渡らずずっと待っていてくれていたおりん。



やっと一緒に渡ることができます。



『あのときの七夕の短冊、何て書いたの?』とお互いに聞く二人。



二人とも『ずっと一緒にいれますように』と同じことを書いていたことに微笑みながら、幸せそうに三途の川を渡っていきました(おわり)






人を殺めてしまったことは残念だけれども、周りが良い方だったのが救いでしたね。

刑期の間、彦一は仲間たちと共に頑張ることができたし、気を利かして毎年1通ずつ渡してくれるお役人様も優しい方でした。

彦一が生き埋めになったときに仲間だけでなくお役人様まで血相変えて花道を駆けて行った姿が良かったです。

彦一の刑期中での人柄の良さが分かるシーンです。




今日は七夕の日七夕

心がふんわり温かくなる上質なお芝居でしたおねがい