違国日記
ヤマシタトモコ
全11巻で完結済みの漫画です。
漫画のはずですが、、
一巻一巻、まるで小説を読み終えたかのような充実感があります。。
言葉の重みも使い方も選び方も、、
とっても深いです。。
そして、新垣結衣ちゃんが実写化しますね!
演じるキャラクターが、私の思うガッキーのイメージと違うので、どんな演技を見せてくれるのかが楽しみです🎵
新しい役に挑戦!って感じなのかな?
歳も重ねて、可愛いだけの役たちから、演技の幅を広げられるのかな、と勝手に想像しています
わが子が反抗期になって、私にひどい態度を取るようになったら、読ませたい漫画です。
(はたして読んでくれるのかが問題ですが。)
お話は、中3の終わりに、両親が事故で亡くなり、会ったこともない叔母との二人暮らしから始まります。
その叔母が、小説家で、「言葉」がテーマなような気がしています。
自分の気持ちをどう「言葉」にするのか。
誰に何を言って、言わないのか。それとも書くのか。書かないのか。それは誰かに向けた小説なのか。個人の日記なのか。
両親が急に亡くなって、宙ぶらりんな状態のたった15歳の女の子。
その子の成長と葛藤を一巻一巻大事に丁寧に正直に描いてくれています。
重たくて考えさせられる作品です。
絵が大人っぽいので、私が中学生の頃は好みではなかったでしょうが。(内容も)
大人向けの作品なのかな?
ぜひ思春期の子どもたちに読んでほしいけど
大人が読んでほしい本は、子どもは読まないものですね。
本当にわが子に読ませたくなったら、どうしよう。
反抗期がひどくなくても、思春期に訪れるだろう悩みや葛藤に寄り添ってくれるようなお話です。厳しいことも言われるけど。
活字の本を勧められるより、ハードルは低いのかな。
こんな漫画を私も思春期に読みたかったな。
読んでいただいてありがとうございました