コロナと敗戦 失敗の本質/小林よしのり | 奇跡の今日一日

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新型コロナウイルス対策を一貫して批判し続けた小林よしのり氏の5巻にわたる「コロナ論」総括本。

 

戦時中のような同調圧力を批判、高齢者への感染を防ぐために若者の行動を制限するのは愚の骨頂だと主張し続けた。

 

コロナはワクチンで収まるわけじゃなくて、ワクチンがあろうとなかろうと、インフルエンザと同じく必然的に国民の8割が感染したら集団免疫に達して収束する。

 

コロナワクチンでの死亡者数は、副反応の疑いがある死亡例として2千人以上が国に報告されていて史上最大の薬害とも言えるが、ほとんど報道されていない。

 

コロナ禍の3年間、全体主義のような言論状況が形成されてしまい、自粛警察みたいな輩が多く現れてマスクをしてないだけで不当な攻撃がされた。

 

インフルエンザでは以前は間接死込みで年間1万人以上が死んでいたから、コロナの死者数はインフルよりはるかに少ない。

 

それは当然で、コロナで死ぬのは高齢者ばかりで、若者はほとんど死ななかったからだ。

 

少なくとも日本では新型コロナはインフルよりはるかに弱いウイルスだったのに、マスコミが扇動し社会に同調圧力があふれて、必要以上の自粛が継続して経済活動、そして若者の活動を停滞させてしまった。

 

これらの損失のほうが全体としてはるかに大きかったのではないだろうか。

 

コロナ禍を通じて僕は手洗いが習慣づいたせいか、以前よりも風邪をひかなくなった気がする。

 

マスクに関して言えば、僕はよっぽど着用を求められるシチュエーションでなければすることはない。

 

そして在宅勤務が制度化されたり働き方が見直されて、様々な会議もリモートが一般化された。こういうことは副作用としてのメリットだったと思う。

 

小林よしのり氏は「新しい戦後の総括」を訴えるが、評価はもっと先の歴史にゆだねるしかないかもしれない。