【日程】 2021年9月10日(金)~12日(月)
【天候】
【山域 山名】 北アルプス 北穂高岳東稜
【目的】 アルパインクライミング
【CT】 9/11雨のち曇り 9/12曇り/晴れ 9/13晴れ
9/10(金) 渋谷マークシティ(22:00)ー(さわやか信州号)ー車内泊
9/11(土) 上高地BT(5:20-6:00)・・・明神館(6:50)・・・嘉門次小屋(7:10)・・・明神池(7:20)・・・徳澤園(8:20-8:50)・・・横尾(9:50-10:00)・・・本谷橋(10:50-11:10)・・・Sガレ(12:10)・・・涸沢ヒュッテ(12:50-13:40)・・・涸沢小屋(14:00)・・・北穂登山道取付(14:05)・・・涸沢ヒュッテ(14:20)泊
9/12(日) 涸沢ヒュッテ(4:30)・・・涸沢小屋(4:40)・・・北穂南稜・北穂沢分岐(5:40)・・・東稜ルンゼ取付(6:10)・・・東稜稜線(6:40)・・・ゴジラの背取付(8:00)・・・東稜のコル(10:00)・・・北穂高小屋(11:30-11:40)・・・北穂高岳(11:50)・・・涸沢ヒュッテ(14:30-15:00)・・・Sガレ(15:30)・・・本谷橋(16:15-16:25)・・・横尾山荘(17:20)泊
9/13(月) 横尾山荘(7:50)・・・徳澤園(8:40-9:30)・・・明神館(10:20-10:50)・・・上高地BS(11:40)・・・カフェ小梨(12:00-13:00)・・・上高地BS(13:10-13:20)ー松本駅(15:30-15:50)ー(あずさ44号)ー八王子駅(18:10)
朝4時半にヘッデンで暗闇を照らしながら涸沢ヒュッテ出発。北穂東稜を目指す。
涸沢小屋の右手、北穂南稜への登山道をゆっくり上がっていく。次第に空が明るくなって夜が明けていった。
クロユリスラブ。
前穂北尾根のラインがかっこいい。
北穂沢が右手に現れる。
南稜への登山道を外れてゴーロの北穂沢を右にトラバース。
ここで東稜方面から大きな怒鳴り声が聞こえる。既に東稜に取付いてるパーティーのコールの声かと最初思ったら、次は下ってくるパーティーの姿。
先行2名と北穂沢ですれ違うとき声を掛けたら、事故を起こして撤退中。緊迫した雰囲気で後続も下ってくる。
落石により1名負傷したらしい。レスキューを申し出るが、幸い軽症でパーティーの人数も多く、涸沢まで自力下山可能そう。
僕らは北穂沢をトラバースした後、ザレた右のルンゼを辿っていく。ルンゼで早めにロープを出す。
稜線への最後は脆い岩場登りのため落石に要注意。
東稜のコルからの岩稜歩きもピッチを切って丁寧に。岩は安定していて心地よい。徐々に傾斜を増してくるが楽しい岩稜歩き。
ゴジラの背を正面に右寄りでルーファイしたら稜線から降ってしまい、適当なところをクライミングして稜線に復帰。
声がしたので下を見ると、ガイドパーティーがやはり稜線の右下から巻くように歩いてい僕らの少し先で稜線に上がってきた。
ゴジラの背は特に支点を取ることなく僕が先に進み、スタカットでビレイの繰り返し。
槍さんの雄姿。
ピナクルから東稜のコルへの下りは約10mほどの懸垂下降。後から来たソロの方は左側からクライムダウンしていった。
ここからは踏跡をたどって北穂高小屋を目指す。僕らは右寄りにルートを取って、やがて大キレットを通過中の登山者が間近に見えて会話を交わす。
ここからさらに右へ進んで大キレットに合流する手もあったが、最後は北穂高小屋目指して直登した。小屋直下のハシゴを登って北穂高小屋到着。
徹底的にスタカットでピッチを切ったため予定よりかなり時間を食ってしまった。しかし事故パーティーに遭遇して不安を感じてる経験浅いメンバーもいたため、安全確保最優先と判断。
北穂高岳山頂。
ここから涸沢に向けて南稜を下降。
涸沢ヒュッテで遅いお昼ごはん食べて、計画では上高地まで下山予定だったが、この日は横尾まで下り横尾山荘泊とした。
横尾山荘は綺麗でお風呂も入れて嬉しい。
翌朝、徳澤園でピザ食べてソフトクリームれろれろ。
上高地までの下山中、お猿さんがたくさん登山道に出てきてウッキーウッキー。
上高地は晴天で素晴らしい眺めだった。1日延泊した甲斐があった。
お昼ごはん食べて松本まで出て、あずさで帰京。楽しい山行だった。