上級救命講習 | 奇跡の今日一日

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東京都山岳連盟認定ガイド宮崎薫ブログ

 

2月2日(日)、ガイド研修の一環で東京消防庁の上級救命講習を受講。

 

合格すると東京消防庁消防総監名の技能認定証(3年間有効)が交付される。

 

普通救命講習は受講して認定を持っているが、上級を受講するのは初めて。半日講習の普通救命とは違って上級は丸一日の講習。

 

講習会の主催は公益財団法人 東京防災救急協会で、今回は団体講習として渋谷消防署内で実施。

 

心肺蘇生やAED、異物除去、止血法などの普通救命講習の項目に、上級は小児・乳児の心肺蘇生、傷病者管理、外傷の応急手当、搬送法などが加わる。

 

講習時間は8時間で講習料は2600円(テキスト、三角巾、マウスピース代込み)。

 

ちなみに個人で受講する場合、Webから申込できるが、日程は普通救命ともになかなかの混雑ぶり。

 

東京都以外の自治体でも同じように実施されていて、内容や料金などは若干異なる様子。

 

講習が行われる会議室には実習用の人形が何体も横たわっていて、思わず手を合わせたくなる。

 

 

講習は当日配布されるテキストに沿って進められる。

 

 

講習の大まかな流れは、

 

・倒れてる人を見つける~胸骨圧迫(実技練習)

・胸骨圧迫+人工呼吸(実技練習)

・ ADE(実技練習)

・心肺蘇生の実技テスト(倒れてる人を見つける~AED、一連の流れを通して実施)

・昼食

・小児と乳児の心肺蘇生(実技演習)

・気道異物除去方法

・止血方法

・外傷の応急手当

・三角巾使った包帯法練習

・毛布での保温方法や搬送方法(実技演習)

・救急車の利用方法

・筆記テスト(80点以上合格)

 

 

心肺蘇生はできれば1年に1回ぐらいは練習する機会を設けるようにしないと、いざというときに躊躇なく出来ないだろう。

 

三角巾は会でもたたみ方はじめ、基本的な使い方を学ぶ機会はあるが、この日は色んな使い方を学べて勉強になった。

 

筆記テストを終えて答え合わせをしたあと、答案回収し終了。100点で気持ちいいい。

 

全員無事合格。認定証は後日送付ということ。

 

指導員の指導の仕方も大変わかりやすく。有意義な一日だった。皆さん、お疲れ様でした。

 

 

 

 

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