アイススクリューについて | 奇跡の今日一日

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宮崎薫ブログ

 

アイスクライミングを始めて最初はトップロープで登ってるだけだから中間支点考える必要はないけど、リードををやるようになると当然、氷に中間支点設置するための道具が必要になってくる。


昔はとっても大変だったと聞くが、今は道具の進化の恩恵にあずかり、グリグリと楽に氷にねじこんでいけるアイススクリューを使える。

 

その中でもメジャーなのは、ブラックダイヤモンドのエクスプレスとペツルのレーザースピード。

 

長さと本数については悩ましいところだが、基本的には支点構築用に2本長めを用意して、プロテクション用は氷の厚さの状況にもよるから使い分けとなる。

 

ブラックダイヤモンドのエクスプレスといえば、値段も手頃で定番だった。

 

ペツルのレーザースピードのほうがグリグリと早く氷を噛んでくれると言う人は多い。しかしこれも氷の質によって一概には言えない気がする。

 

さらにスクリューは軽量化が進んで、レーザースピードライトが出てからというものの、軽くてしかも氷に入りやすいということで、値段は張るけど皆さんこれに飛びついている。

 

これからさらに各社競争によっていいスクリューが出てくるでしょう。価格も頑張ってくれるとありがたいです。