企業年金を考える…② | お金のカフェテリア!

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家計のキャッシュフロー分析を中心にライフプランを重視したコンサルティングを実施。東大阪市、東成区「緑橋」のFP(ファイナンシャルプランナー)

企業年金には、先に述べた通り、大きく「確定給付型」「確定拠出型」あります。
「確定給付型」には年金基金、確定給付企業年金、税制適格退職年金(敵年は3月末で廃止)があります。
「確定拠出型」には確定拠出年金(企業型、個人型)がそれにあたります。

確定拠出年金企業型)について…

約370万人程加入者数の企業型ですが、すでに会社がこの年金制度を導入されている所もあると思いますが、企業がこの制度で加入されていると、従業員はこの制度で運用しておられことになります。ご自身で選んだ金融商品で運用することになります。元本保証の商品や投資信託など株や海外債券などに投資する商品もあり、元本は保証されないものも、運用成果によって将来の年金原資に影響があります。ご自身でチェックし、運用方針をかえたりする必要があります。またポータビリティーの制度もあり、退職してりした時に移行できます(ただし、制約があります)。

まずは、拠出限度額のお話…

月づき掛金は企業負担で、規約に基づいて拠出されます。

拠出出来る限度額が設けられています。

企業型の場合

①他に企業年金がない会社にお勤めの場合…  月額51,000円(年間612000円)
②他に企業年金がある会社にお勤めの場合…  月額25,500円(年間306000円)

加入者本人も拠出出来ことが可能になりました。

ただし、下記規定が…

企業拠出を超えないこと
拠出額は従業員が規約に基づき決定すること
従業員拠出は、会社を通じて行うこと(給与からの天引きが可能)
企業拠出と従業員拠出の合計額が拠出限度額を超えないこと
など…

元本保証型で運用すれば、限度額いっぱいで、コストを考えても①で約60万円以上積み上がります。
20年間続けれと約1200万円以上積み上がります。
他の企業年金と併用している企業も多し、企業側の負担なので、確定拠出年金の掛金は、平均的に17万円(年額)前後に止まっているようです…

給料天引きで、本人拠出も検討の余地もありますね…