皆々様、ごきげんよう、いとっぺです
実話を基にした作品を観てきました
罪深き少年たち
原題名:少年たち
主演はソル・ギョング氏
敵役としてユ・ジュンサン氏
相棒役としてホ・ソンテ氏
ホ・ソンテ氏、この作品が初のいい人役だとか売れっ子になられて役を選べるようになったのかな〜
ラスト近くの警察で抗議するシーン🎬
幾つになってもはじめに構築された関係性は永遠なのかなぁなんて微笑ましく感じました
(ソル・ギョング氏は班長でしたが現在はソンテ氏より階級がかなり下の設定のようでした)
さて題名について
邦題だとまるで少年たちが罪が深いようなんですけど…
え〜捕まった少年たちにはまるで罪はありませんよ
ほんとうに罪を犯した少年たちも罪深くないですから
どうしても罪深いとつけたいならば
罪深き権力
じゃないですかね
少年たちから離れてしまいますけど
ワタクシなら
存在なき少年たち
とつけますかね
ソル・ギョング氏の演技力
特にファーストシーン🎬がいいんですよ
うだつの上がらないくたびれたオヤジ感を
なんの説明も要らないくらい圧倒的に
そこに存在させてるんですわ
そしてたぶん脚本書いてる時点でギョング氏をイメージしてるんだろうなぁ
って伝わってきましたけど
どうなんだろう
チョン・ジヨン監督は
折れた矢
権力に告ぐ
全て実話を基に描かれた作品
実は「折れた矢」と「権力に告ぐ」の間に
南営洞1985
という日本未公開作品もあります
どれも組織という集団に権力欲が見事なマリアージュということでしょうか
南営洞1985は観ておりません
折れた矢はおぼろげに…
権力に告ぐはほとんど覚えないけど…
というあやふやな感想に基づく考察です
ベテラン監督らしくストーリー展開もわかりやすく慣れた感じ
ただその展開が実話ということもあるでしょうけど
あまりに水戸黄門的な流れで
つまりお決まり〜ってこと
特に
ソ・イングク氏の改心と煩悶の部分があっけなさすぎて
そして1番違和感を感じたのが
出演陣の豪華さ(私的に)
パク・チョルミン氏
ユン・ビョンヒ氏
天才子役パク・ソイちゃん
裁判長役多い気がするパク・ウォンサン氏
チョ・ジヌン氏
これにソ・イングク氏
彼、もっとできる男なのに
物足りなさが半端なかった…
彼が力不足なのではない
パク・ウォンサン氏とチョ・ジヌン氏は友情出演だそうです
とはいえ重要なジヌン氏の役に深味が少々足りなくて💦
恐れずに言うならば
全く役者を活かしてない
まるで出オチな感じなんですよ
要するにこの役者さんたちでなくてもいい
むしろこの役者さんたちだからこそ
ガッカリ感を強く感じてしまいました
役者さんたちは全く悪くないですよ
ヨム・ヘランさんも狂犬刑事の夫を支えるアジュンマを好演してましたし
ペ・ユラム氏、ネタバレになりますけど
罪を告白してもまるで無視されて
罪を償うことさえできなかった悲哀を見事に演じてました👏
チン・ギョンさんも役とのシンクロが良かった✨
肝の人物です
彼の演技はキャラクターを的確に演じていたと思います
ただ役の背景が弱かったようなきがする…
ま、単にワタクシが
勝手に期待しすぎていただけ
なもんで文句はワタクシに言ってやってください
ところで
監督さんがどこかで話されてましたが
当初は別の事件を題材にしようとしていたそうです
それだけ警察のメンツのための誤認逮捕がゴロゴロあったということです
韓国だからではなく日本にもありましたし
世界でもあるでしょう
時代、風潮…と言ってしまえば
それまでですけど
こうして作品として世に出るならば
人間は愚かなことを繰り返さないようにしなければならないですね
この作品の後
Huluで2000年頃の韓国作品観ました🎥
かなり陳腐なのに
よかったんですよ
この作品についてまた少し取り上げたいと思います
それでは皆々様ごきげんよう👋