皆々様、ごきげんよう、いとっぺです
映画好きで女子の武士道を学んでます
というと必ず
「ラストサムライ」は観てるはず
と思われてますがやっと最近観たわけで…
ラストサムライ
2003年アメリカ公開
観る前までは
どうせ武士道を曲解した外国映画に違いない
なんて思ってました…
まずこの偏見をお詫びし
謝りたいと思います、ごめんなさい
(簡単なあらすじ)
明治維新直後。南北戦争で功績を上げたネイサン・オールグレン大尉(トム・クルーズ)は近代的軍隊の養成を依頼され、日本を訪れる。そんなある日彼は武士たちに拉致され、ある侍(渡辺謙)と出会う。そして剣の時代の終焉を冷静に見つめるその男のもとで、武士道の精神を知っていく。
ストーリーの中で
細かいツッコミはあれど
これだけ日本の精神を描けたのはものすごいことだと心底思います
20年以上前の作品ですし
大ヒット作なので
多くの方が感想、レビューを述べられています
作品や役者さんについては
ここでは話さず
武士道を中心にワタクシの
きになったところを書きますね
まずは多くの方が書いてますけど
誤解も多いラスト近くのシーン
負け戦とわかりながら敵陣にできうる最善の戦いを尽くし自決する勝元(渡辺謙)
に対して平伏する敵側(明治政府)の軍勢
このシーンに対して
土下座🙇♀️🙇
と書いてあるかたが多くてびっくりしました🫢
日本人で
土下座と感じるのであれば
教育を正さねばなりませんね
あれは明らかに
畏れ、敬いです
勝元に対する敬意のほかのなにものでもないのです
姿だけ見て
土下座と判断していると思いますが
土下座🟰謝罪
となっているのは
残念ながら
韓国とのやりとりの影響も少なくない
と思います
ここで武士教育の基本である11をあげます
誠 言ったことを成す
仁 愛情、慈愛、慈悲、自他を愛する心
義 損得でない心に従った判断行動
礼 思いやり。愛の元となる
智 宇宙の理。森羅万象の法則を知る
信 自他への信頼
忠 自分も相手も裏切らない
孝 目上に対する敬意
悌 弱い立場の者を思いやる心
質実 本質を見極める
廉恥 神仏に対する感謝と敬意
このことを
映画でわかりやすく描かれています
武士道教育の目指すところは
どんな状況でも落ち着いていられる(平常心)
逆境を乗り越える力(不屈の精神)
多くを受け容れる寛容さ(とらわれない心)
認め合い、尊重し合える人間関係(礼、教養)
いかに豊かな人間性を形成していくか(品格)
です
日本人は
古来より
全てのことを敬い
感謝してきた民族でした
劇中にも
幼子に対して母親が
「〜さん、〇〇ですよ」
と敬語を使っていました
自己肯定が…とよくきかれる話ですけど
幼い時からこのように接していれば
「自分は大切にされる存在である」
というのがごく自然と身につくと感じます
もちろん
日本は何ひとつ問題もない神の国である
などというつもりはないですが
そうありたいという文化が社会全体にあった
のは事実です
また
日本人はすぐに謝ると言われます
国際的には
「先に謝ったら負け」
と言いますね
悪くもないのにその場を繕うために
謝るのはおかしな話ですが
間違いを認める、客観的判断ができる
その受け容れの寛容さは人間力と思います
謝ることは
相手を信頼すること
相手が謝罪を受け入れないのなら
信頼されていないのでしょう
それは相手の問題ではなく
信頼に足る自分であったのか？
振り返るいい機会でもありますね
間違った武士道
"武士道とは死ぬこととみつけたり"
死に様が生き様ではないですよ
どんなふうに死ぬのかなんて
誰にもわからないのですから
死んでからも命は生き続けます
生きている間に行ったことは
死んでからも影響を与え続けるのです
だから
「ラストサムライ」
で勝元の"死に様"をきかれたオールグレンは
天皇陛下に"生き様"を伝えるのです
独立国家を改めて宣言した天皇陛下の決意は
勝元が死んでなお影響を及ぼしている証でありますね
大ヒットしたアメリカ映画は観ない
というわけのわからない信念は
もう捨てないと…
こんないい映画をみそびれるところでした
歳を重ねることは多くを経験して寛容になっていく道ですね
心の整理人
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