ヨロブン、アンニョンハセヨニコニコ


「工作」

「国家が破産する日」

「KCIA南山の部長たち」


実話に基づいた作品です照れ


最近公開の「モガディシュ」

こちらも実際にあったお話を基にした作品ニコニコ



韓国🇰🇷ってなんでこんなに政治ネタが面白いんだニヤリ

それは実話自体がドラマチックで浮世離れしてるからなんでしょうかキョロキョロ




今回も実話からの作品

キングメーカー

大統領を作った男

原題同じ

韓国公開2022年1月26日




イントロダクションやあらすじは公式ホームページをご覧ください口笛



はじめから感想を言いますと

面白いラブラブラブ



ネタバレしないように

というのは史実に基づいた作品なので

あまり当てはまらない氣がしますぶー


なので今回は

ここに注目してみると面白いよグッド!


というのを書いてみたいと思いますグラサン




まずストーリーですが

正義の目的実現のためには

手段は正義でなくても良いか

という明確なテーマがある


これが最初から最後まできっちり貫かれてましてガーン

軸がブレないというのはスルスルと観られるものだなぁ

とあらためて感じた作品ですニコニコ


このテーマは監督も

"答えは正直僕もわからない"

と話されていますので

観客として自由に解釈していいのかなうーん

でも監督の中ではある程度答えが出てる氣もしますけどほっこり




そしてなんといっても史実ですので

ある程度の社会背景など分かってからみると

もっと面白くなると思いますウシシ


主人公のキム・ウンボム(ソル・ギョング)

モデルは金大中ですニコ


金大中といえば

初めて野党から大統領になった人

与野党の政権交代を初めて成し得た人

簡単にいえば

元々、独裁政治に対して反対の人でしたキョロキョロ

そしてノーベル平和賞をもらった唯一の韓国人でもありますね口笛



政策的には

日本の文化解放(韓国国内で日本の漫画やエンタメなどが見られるようになった)

太陽政策(北との融和路線)とかが

がわかりやすいところでしょうか❓


とにかくいろんな酷い目にもあった人で

日本で拉致されたりなんだり

この後の出来事をモデルにしている作品がこれです

オ・ダルスさんが金大中でしたねニコニコ




あと大統領選に敗北した後に朴正煕から狙われて事故で股関節を痛めてますガーン

上差しこれを知ってから観るとラストシーンのキム・ウンボム(ソル・ギョング)がなぜ杖をついているかわかりますほっこり



そしてもう1人の主人公ソ・チャンデ(イ・ソンギュン)

モデルはオム・チャンノクキョロキョロ


聞いたことない…凝視


この人については「南山の部長たち」の連載の33回から35回に詳しく書かれているようです真顔


作中、心理戦に長けておりキム•ウンボム陣営が有利になるように奇策を仕掛けて戦う様子が描かれておりますがこれ事実らしい滝汗

もちろんセリフや細かいところはもちろんフィクションですけど大まかに事実ポーン

いやはやものすごい人ですよアセアセ

天才アセアセアセアセアセアセ


この人物をイ・ソンギュンが演じるとスタイリッシュなんだよなぁうーん

この人どうしても品が隠しきれないウシシ

悪いと言ってるわけでは全くありません🙅‍♀️

監督の意向として「野暮ったくなく洗練された選挙の話」を目指して作った作品なので

ドンピシャだと思いますニコニコ

実際のご本人はもっとひねくれた人なんじゃないの❓と思わずにはいられませんがゲラゲラ



そして政敵、独裁者パク・キス(キム・ジョンス)

モデルはもちろん朴正煕(パク・チョンヒ)


朴正煕モデルの作品には必ず出てくるのが

わざと日本語を使うニヤリ


朴正煕、日本名高木正雄


別に親日派というわけではなかったらしい

悪いことを企んでいる時にやたらと日本語を使いますグラサン

今回は部下がそういうわけで日本語を"悪の囁き"として使っているシーンがあります

使っているのはこの人

中央情報部キム部長❗️(ユン・ギョンホ)

でました〜部長ですグラサン

さてこの人のモデルは誰なのかニヤリ

「南山の部長たち」なり「ユゴ」なりで探してみるのも楽しいかも

単にワタクシが調べるのが疲れたということです


あとこの時代、けっこう日本語使ってるんですよキョロキョロ

字幕では「お飾り」とありましたが

実際は「サクラ」と日本語を使ってますしキョロキョロ

他にもあった氣がしますがよーく聞いてみるのも楽しいところですニコニコ




見どころは他にもありますよチュー


これは私が直接韓国のアボジから聞いた話👂

統営(トンヨン)へ旅行に行った時

アボジは慶尚道の人なのですが

統営へ向かう途中🚗で巨済島近くを通った時に


「金泳三(キム・ヨンサム)の実家はここだよ〜

慶尚道からはたくさんの大統領がいるけど全羅道からは金大中だけだよ」


と話してたのを思い出しましたびっくり


実際、韓国は地域的な差別があって

全羅道(チョルラド)への偏見がありますちょっと不満

偏見の元を辿れば後三国時代(新羅・後百済・高句麗)まで遡るそうで

作中にも


「高齢の方は歴史がお好きな方が多いから…」


と全羅道と慶尚道(キョンサンド)の対立構造に持っていく手法として使われていたりしてますよキメてる


全羅道の金大中を敵視していた朴正煕はかなり露骨に全羅道を無視していたらしく

インフラの整備が進まなかったり

政治的にも重要なポストを与えられなかったり悲しい

そして朴正煕の後は影の薄いチェ・ギュハが1年大統領をした後、全斗煥(チョン・ドファン)となっています不安

全斗煥の始まりといえば光州事件えーん

光州は全羅道です真顔

上差しこんな感じで全羅道はあまり発展しなかったんですね〜ショボーン


こういうこともふんわり頭に入れておくとまた映画を楽しくみることができると思いますニコニコ



さて重要なところで忘れちゃいけないのが


朴正煕側のイ・ジンピョ室長(チョ・ウジン)

実行隊長のキム部長と違って策略家の役どころ


朴正煕暗殺ではあの人がこの人か…と当てはめてみてね〜

たぶんイ・ビョンホン⁇by南山の部長たち

テキトーなので後で↑こっそり消すかもプププ


この室長が神経質でネチネチした感じでとっても嫌な人でしてねゲロー

ウジンさん…ピッタリ笑



この他にも


人間心理を理解して

どこに着眼点を持っていけば

人は動くか⁉️

とか


あと民衆の思想のコントロールとして

テレビや映画を使ったり

さりげなく3S(スクリーン、スポーツ、セックス)を盛り込んでいたり

厳密には3Sは全斗煥政権からと言われていますが

民衆の操作としては自然と使われていたのでしょうね


こういう風に見ていくと

もっと歴史好きになるよなー

なんて口笛




作品はテンポよく口笛

というより

一切ダレるようなところなくウインク

走り切ります爆笑

ハラハラドキドキ💓するシーンもあり

素晴らしいエンタメに仕上がってますよ照れ



今回私の大好きなソル・ギョング氏は

とても抑えた演技で「名もなき野良犬の輪舞」の時と似てるなぁ真顔と思ったら監督が同じでしたゲラゲラ

そして私の大好きな「マイPSパートナー」の監督さんでもあると知り嬉しくてしょうがない


ソル・ギョング氏の器が大きくて

なんでも受け入れてくれるから

イ・ソンギュン氏が際立ったように思えましたお願い

今回、たぶんイ・ソンギュンさんのほうが上手いと感じるかもしれませんが

そこはあえてそうしたソル・ギョング氏の存在があると思えてなりませんほっこり



またまたいい映画🎬を観た‼️

と嬉しい時間を過ごせたことに

感謝いたします爆笑



絶賛公開中、みんな機会があればみてくださいねウインク



それでは皆々様、ごきげんよう👋