記憶が非常に怪しいのですがガーン



確か花🌸の高校生だった頃照れ

変わった映画が無料でみられるとかいうことでひとりでフラフラ観に行ったんですよ口笛
そしたらなにやらドキュメンタリーでしてね真顔
死刑についての内容で縊死したときにどうなるかというのを事細かに説明してた内容だった気がする…

上映後は何やら説明があってどっさり資料をもらい死刑反対の署名をお願いされ…世間知らずの女子高生だったのでなにやら震え上がってしまってですねゲッソリ逃げるようにその場を後にしたような覚えが…
映画、トラウマになりそう滝汗
と当時、乙女心を傷めたんはずなんですけどすっかり忘れて中年になりましたニヒヒ




それ以来は今に至るまで「死刑」について身近に感じることはなかったです真顔


のほほんと韓国映画を観ている私にそんな甘酸っぱい❓記憶を呼び覚ましたのが
執行者
原題:同じ 2009年公開



刑務官が主役です
内容は
12年ぶりに死刑執行をすることになった刑務官の苦悩を中心とした作品ですショボーン



主演はチョ・ジェヒョン(ぺ刑務官)
そしてウリ、ユン・ゲサン❤️うふふ(オ刑務官)

チョ・ジェヒョン氏はですね、ギドク臭が強くてなに観てもちょっとクセのある風に見えてしまう…ただ単に嫌いとも言う


ウリ、ゲサン氏はですね
やっとこさ公務員試験に受かって刑務官になりたてホヤホヤ照れ
で、先輩のチョ・ジェヒョン(ペ刑務官)さんにいびられたり、刑務官として受刑者との向き合い方とか教えを受けたりして世間知らずの青年がちょっともまれて薄汚れていくんですよショボーン恋人のウンジュはそれを敏感に感じ取ってましたねキョロキョロ
チョ・ジェヒョンってこういう堕とす役うまいよなぁ


なんやかんやで刑務官に慣れてきたある日死刑執行が通達されます
死刑執行者なんて誰でも嫌なんですよガーン
だからどうしても決まらない
じゃあくじ引きしようじゃないかというわけでオ刑務官とその他2人が選ばれてしまうんですショボーン
ぺ刑務官は自らすすんで執行に名乗りをあげ
キム刑務官(パク・イナン)温厚な父親役でよくみる方ですよねは在籍している刑務官で唯一執行経験があるという理由で選ばれます

キム刑務官は死刑囚の"エビ目"とものすごく仲がいいんですが、その"エビ目"も今回の執行対象者なんですぐすん
クリスマスに雪が降ることを心待ちにしていたエビ目赤い名札が死刑囚の印です

彼はかつて殺人を犯したと思えないほど温厚で穏やかな人キョロキョロ

この方を通して「人は変われるし変わるんだ」というメッセージがあると解釈真顔

自分の死刑執行を感じとったエビ目がキム刑務官に「執行はキム刑務官にしてほしい」と頼むところは辛くてえーん

中には罪悪感を感じていないような不逞な態度の死刑囚もいます
劇中の写真がなくてすみませんショボーン
連続殺人犯として死刑囚となったチャン・ヨンドゥ(チョ・ソンハ)いい人そうな顔してるんですけど「哀しき獣」とかでもクソみたいな嫌な役でした


この死刑囚が刑が執行されるんですけど、首吊ってるんですけど全然息絶えないんですポーン滝汗

それをぺ刑務官とオ刑務官でトドメを差す行為をするのですゲローぶら下がってるチャンの体にしがみついて息の根をとめるんです

そうしたところ汚物(糞尿)が降りかかるんですよゲローゲッソリオ刑務官はそれでぶら下がりをやめるんですけどぺ刑務官は汚物が降りかかろうがしがみついてるんですよ、死ね死ね!って感じでチーン

このシーンをみて死刑のドキュメンタリーを思い出したんですチーン
そう、首吊りは勢いよく汚物が出るゲロー

死刑執行は「法」が行うのであって自分が行うんじゃないと言ってたぺ刑務官でしたがやはり罪悪感があったんですねショボーン
死刑囚たちの声が聞こえる!
と精神錯乱を起こして処刑室で暴れ回りますゲッソリ
そして死刑執行の穴🕳に落ちて怪我をし救急車で運ばれる
運ばれる救急車の中から綺麗な空を見つめるところでラストですチーン




他の重要なエピソードとして
オ刑務官も死刑執行の日に恋人が堕胎をしており、二重に人を殺してしまったという虚無感があったりチーン

なんの希望もない映画です滝汗




映画の背景を少しニコ
韓国は死刑制度はありますが1997 年以来執行されていません真顔
それまでの軍事政権下では約1000人もの人が処刑されていました、冤罪も含め簡単にアセアセ

しかし今は制度はあるけど事実上の死刑廃止国とされていますイヒ

映画は
死刑の執行が復活した
というフィクションですニコ

その復活のさせかたが韓国っぽいと
「国民の不満をそらせるために死刑を執行する」

…ありそうガーン
逆に現実によくしなかったと思うくらい滝汗


この作品明らかに
死刑反対というスタンスで描かれてますびっくり

まず連続殺人犯のチャンに被害者家族が面会するシーンがあるのですが、被害者が

「死刑にしたらあんた(殺人犯)と同類になる。それだけは絶対嫌だ」

というようなセリフからも窺えますキョロキョロ

死刑執行後、キム刑務官は退職
ぺ刑務官は錯乱
とにかく執行者たちは苦しみもがくのですえーん

よくある「国」や「法」前では個人は消し去られてしまう…という構図イラッ



その苦しむ姿をみて死刑について考えましたアセアセ



今までは被害者側の気持ちで考えてましたうーん

たしかに犯罪を犯した人間は憎いし死刑は当たり前
そして死刑は犯罪抑止力にもなるからあったほうがいい

一般的な考えと思います

ただ自分の身近では考えてないのです
「よそ」事なんですイヒ

死刑にすればいい
という人が直接処刑するのではありません

もし、死刑に賛成した人が直接処刑する
なんてことになった場合にも賛成できるのかなえー?
被害者家族は当事者ですから別ですがぐすん


簡単に「死刑にすればいい」と言いますが死んだら生き返りませんアセアセ
やり直しは生きているからこそできる

「生きてる」

失望もあるかもしれないけど
希望もあります真顔

希望の芽も摘んでしまうのが「死刑」かもしれない



初めて「死刑制度」に疑問を感じましたイヒ