最近の若い方で「どうせこんな不安定な世の中で、年金も目減りしていると思うし、自分自身でイデコやNISA他やるから、年金を納める側はやらない、放置、ということをする方がいらっしゃいます。

 

ですが、これは非常にリスキーなことなのですよね。

 

なぜなら理由は主に2つ。

 

①老齢年金は確かに目減りする可能性はあるが、それでもなくなる、ということは今後もないでしょう。そして、「終身」制度なのです。これは諸外国の中でも稀な保証です。なぜなら100歳まで生きるということであれば、いわゆる「長生きリスク」といわれる長生きすればするほど体力は失われ、働くことは当然できずに年金等に頼らなければならなくなるのですが、そのリスクに最大に役立つのが老齢年金といわれる公的年金なのです。なぜなら「終身」ですからね。

 

ちなみに、この公的年金は知られているようで、制度が複雑なため、一番詳しくお話しできるのが、「年金を扱っている社労士」だと思います。FPの方とかも、意外に公的年金は苦手、とか、ご存じないって方も多い印象です。
(中には、すべてに精通していらっしゃる方もいらっしゃいますが)

 

 

②あと、これは声を大にしていいたいのですが、「障害年金」を受給するには、「資格」がいります。

つまり過去一年滞納したことがないか、とか、または、過去払わなければいけない期間のうちの3分の2は払っていなければいけない、とか。

つまり極端なことをいえば、滞納し続けて、いきなり明日トラックに轢かれて障害をおっても年金は出ない、ということもあり得るのです。

 

 

ですので私はとくに若い方には②のリスクを考えて、必ず払うように、とはいっています。