昨日はセラピスト仲間との勉強会でした。
有意義な話を沢山聞いて、勉強になりました。
その中でも、やはり色々な問題や悩みの原因は結局幼少期にある
と言う話になりました。
仕事の悩みでも、全然関係ないように思うことでも
元をたどると、親との関係だったりします。
影響力が大、なんですね、本当に。
先日 (『あなたは悪くない!!』) にも書きましたが、
親が子供に否定的な言葉をずっと浴びせるのも
私から見れば、もはや虐待の域に入ります。
暴力的な虐待は受けた当事者(自分)も分かりやすいのですが
そこまで行かないものは、当事者すらそれを虐待とは思いませんので
なかなか気づきにくいんです。
当然、自分自身の価値観、自己評価も歪みます。
大人になっても
必要以上に頑張ったり、逆にドロップアウトしたり、
完璧主義者となり、頑張らない人にダメ出ししたりしたり、
出来る人を妬んだり、批判家になります。
大人でさえ、たとえば上司、奥さん、旦那さん、友達、同僚、仲間、
そんな一番身近な人からずーっとダメ出しされたら凹みますよね。
それを幼い子どもの時からされていたら相当なダメージです。
でも、当事者である自分は気づかない
なぜなら、自分の家庭と他人の育った環境を客観的に比べ、
自分の親はおかしくないか?と感じることを
子供のときに出来るチャンスは滅多にないからです。
子供の世界はとっても狭い。
家、学校、塾やお稽古ごと、遊んでる友だち
そんなもんです。
しかも幼い子供は親の発言を「おかしい」とは思いませんので
子供にとっても、それが親の普通(日常)の対応となります。
ゆえに、子供の方から
他人にそのことを告げる事も滅多にありません。
何かしら否定的な対応をされながら環境で育った場合、
誰かしらあなたのことを『大丈夫だ 良い子だ 偉いね よくやったね』
そう褒めてくれた人、あなたを信じてくれた人を思い出して下さい。
そしてその人の言葉や
その人の優しい表情など、思い出して下さい。
そしてその人の言葉を信じて下さい。
何か否定的な思いが蘇って来たら、
心の中でその人の事を思い出したり、話しかけて下さい。
大人の自分から見て、
歪んだ批評や評価(過大評価、否定)をする人ではなく
あなたのことをただまっすぐ信じてくれた人を信じて下さい。
否定的な言葉を浴びせる人を責める必要はありません。
自分で選べば良いんです。
理解してくれない人を選ぶか、自分を信じてくれた人を選ぶか。
それはもう大人の今の私たちが出来る事なんですね。
自分を信じてくれた人に恩返しできるとしたら
その人の気持ちに応える、と言う事かなと思います。
応えると言っても、特別何かをしなくちゃいけないという事ではなく、
自分が生き生きと暮らしていたり、
無条件で幸せにしている姿をみたら
その信じてくれた人はそれだけで「よかったね」と笑顔で
言ってくれるんじゃないでしょうか
私はそう思います

