今日のタイトルはドラマの中の台詞、『ドンベクさんの名言』です。
ドンベクさんは韓国で以前放映されたテレビドラマ
『アクシデントカップル』の主人公
このドラマは
主人公の、冴えない郵便局員ドンベクが、韓国一のスター女優ハン・ジスとひょんなことから出逢い、彼の人生、そしてジスの人生もガラッと変わって行く、という内容。ラブコメですが
今回の名言は
無条件で悪い事はない
無条件で悲しい事もない
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この中でドンベクさんがジスに向かって言う台詞が
無条件で悪い事はない
無条件で悲しい事もない
これはドラマの後半、
実は辛い現実が待っていることを知らないジスに向かって言う台詞です。なので、最初にそう言われても、ジスは今ひとつピンと来ません。
この台詞、このドラマの後半で3回出て来ます。
その2回目で、ジスはこの言葉をどうしてドンベクさんが自分に言ってくれていたのかを初めて理解します。
言葉だけ読んでもこの言葉の良さをお伝えできないかも、ですが、ドラマの中のシチュエーションで出て来ると、「なんていい人なんだろう、ドンベクさんって」と思ってしまう、そんな台詞です。
ドンベクさんは昔から地味で存在感もなく、
15年ぶりの高校の同窓会に行っても、みんな名前も覚えてくれていません。職場でお昼ご飯もいつも一人で食べ、仕事が終わればまっすぐ帰宅、そんな地味な生活を送っていたある日。
職場のマドンナを『映画大賞(日本アカデミー賞みたいな式典)』に誘うも、相手にもされず、仕方なく一人で映画大賞に行き、その帰りにジスとの出逢いが待っていました。
そのきっかけ(アクシデント)で、ジスと付き合う(実は偽装)ことになり、そのお陰でドンベクさんは韓国中の誰もが知る有名人になってしまいます。
もし郵便局のマドンナと二人で映画大賞に行ってたら、きっとジスさんとは出逢わなかった。最初は自分を相手にもしないマドンナの事を「あんな人と結婚する人は絶対苦労するに違いない!」と思っていたけれど、
マドンナに降られたおかげで、ジスさんに会う事が出来た。今じゃ、ハン・ジスの夫ということで周りの誰もが優しくしてくれる。
だから、この世の中は一見悪い出来事のように思えても、無条件でただ悪いだけ、ってことはないんです。
そして同じように、悲しい出来事も、ただ悲しいだけじゃないんですと、ジスに説きます。
さて、みなさんは
嫌な事、悲しい事、悔しい事、妬ましい事があった時でも
「でも○○だから、悪いばっかりじゃないな」と思えます?
嫌な人に遭遇して最悪だった!
仕事で大きな損をした
彼氏彼女にふられた
相手の浮気が発覚した
モンスターのようなママ友に振り回されている
病気になった
鬱になった
そんな時、後から振り返ったら、
でもあのときこう言う事があったから、今こうしていられる
気づく事が出来た、成長した
そんな風に思えたら、身に起きた事は「ただ悪いだけじゃない タダ悲しいだけでもない」となりますよね。
私の知り合いで、ガンが見つかった方がいました。
その方は手術後無事に退院されましたが
長く入院したことで多くの事に気づいたんだそうです。
そして
「きっとガンにならなければ、私はずっと大事な事に気づく事が出来なかった。だから、ガンになったのも、自分でそう設定したんだと思います」
と。
これも「ガンになったけど、ただ悪いばかりじゃない」です。
ガンの治療も楽ではないんですよね。
吐き気や痛みが伴ったりして、仕事もできないし、ベッドにずっといなくちゃいけません。そんな状況でも、「自分が設定したんだ」と思えて、周りの方に感謝したり、何かに気づける。それってすごいなと思いました。
話はドラマにもどりますが
このドンベクさんが本当にいい人なんです。
見た目もやぼったいおじさんだし、頼りない感じなのですが、肝心な所ではびしっと頼りになる、見返りを求めない愛情を純粋に人に与える事の出来る人です
こないだの記事(幸せな結婚生活が出来る方法 )の中で、自分よりも器の大きい人と結婚すると良い と書きましたが、まさにこのドンベクさんこそ、そんな人物。こう言う人と一緒にいると幸せになるよねって思います。これはドラマですけどね。
私は
本当のポジティブというのは、ドンベクさんみたいな人の事を言うんじゃないかなぁと思ったりします。
根っからの空元気、何も考えてない明るさではなく、しっかりとした考えを持ちつつ、一見辛い状況でも前向きに物事を捉えて行く。
私は元気がなくなったり、
エネルギー落ちて来たなぁと思うと、このドラマを観ます。
そして『あーやっぱりそうだよなぁ~』とか思いつつ、元気をもらいます。
栄養剤みたいなもんですね。
年末年始、お時間があれば、みなさんも観てくださいね。
途中辺りからだんだん心地よくなって来ますので

