あっという間に1ヶ月は過ぎて、
入院の日が来てしまった。
8月の終わりで、暑かったと思うが、
暑かったことより、緊張していた記憶。
入院する日の3日前にPCR検査を受けた。
グリグリされて痛かった。
わたしの前にやった男性の方は鼻血が出てしまい、処置してもらっていて、ものすごい動揺した。
PCR検査を受けて、陰性であれば連絡はしないので、入院日に病院へ行けば良いとのことだった。
それもクリアして、
入院日を迎えた。
3泊4日の入院予定だけど、
大きいキャリーバックで。
入院してしまうと、家族は面会に来られないので、必要かもしれないなと思うものはすべて持っていった。
自宅から車で40分程の道のり。
息子が運転してくれて、愛犬を膝にのせて病院へ。
ちょっと変わったひとり旅に行くような気持ちで行こうと思ったものの、
緊張して気が重かった。
愛犬に、お母さん絶対に帰ってくるから待っててね!と言って、車を降りた。
病院に入ってしまったらもう退院するまで出てこられないと思うと泣きそうで、
でも、未来への切符をもらいに行く!と思って入った。
入退院の受け付けに行き、
6階に上がってナースステーションへ行く。
病院に提出する書類を渡したりして、病室に案内された。
希望していた個室に入ることができた。
窓からは、遠くに電車が通るのが見えて、
犬の散歩する人たちも見えたりして、
ほっとした。
いい部屋で良かったと思った。
病棟内を案内してもらい、
お風呂に入るように言われて、それ以外は自由だったので、
病院内のコンビニへ行き、おやつや、術後に熱が上がってきたらに備えてゼリー飲料などを買った。熱が出たら動きにくいと思って、水も多めに買っておいた。
コロナ禍で、面会に来てもらえないので、
必要かもと思うものは全部自分で揃えておいた。
入院前日に買った本を、
気もそぞろながらも読んだ。
静かな静かな時間だった。
夜になると、看護師さんが、
経口補水液と傷の治りを早くする効果のある飲料を持ってきて、これを明日の朝5時までにすべて飲んでください!って置いていった。
それが結構な量で、
じゃぁいつ寝れば良いの?と思ってしまった。
でもちゃんとやらないと手術が受けられないと思い、ある程度まで飲んで、アラームかけて4時頃起きて、5時ギリギリで飲み切った。
朝いちばんに入ってきた看護師さんが、
あ!全部飲んでる!すごーい!と言った。
すべて飲みきれる人はあんまりいないのかも…。
手術は、午前中、わたしの前にひとりいて、
その方が終わったらになるとのことで、
弾性ソックス、手術着に着替えて病室で待った。
面会は来てもらえなくても、LINEで家族とやりとりしてたので、手術室に向かうギリギリまでLINEしていた。
実は、入院した日の夜の検温で37.2℃を出してしまい、えぇぇ〜!と看護師さんに言われ、ひどく動揺。その後2回測って36.8℃になって、良かった良かったとなり、手術日の朝の検温が恐ろしかったのだけど、36.3℃でホッとしたのです。
ここまできて、手術できませんって帰るなんて絶対に嫌でした。