聴聴草紙(佐々木喜善)にも京都の民話の紅ほおずきと同じ話が収録されています


こちらは酸漿(ほおずき)ですね

漢字は難しい勿体ぶるから嫌だなあ

と思う私なのですが


家のひとが酷く驚いてこれは大変なことをしてしまった


きっといまに大変な罰があたると顔色が変わった理由がここに詳しくありますね


お日様は東から出て西に沈まはりますがそのお日様は地の下を潜ってこの酸漿のなかへ一つ一つお入りになるそれでこんなに色が赤くなるのだ

酸漿はお日様の赤ん坊だからと語った(丹沢郡西根山脈地方)


沈んだお日様が夜地の下を潜って農産植作物なかにはいるというお話は  

世界中のいたるところに民話として

伝承話のなかで伝わっていますが


この佐々木喜善て方は遠野の方でもあり金田一京助から日本のグリムとも称されていました


柳田国男に知己を得て

花巻と遠野という間から宮沢賢治とも交友となりまして


なんと京都府亀岡市に出口王仁三郎を尋ねて地元に大本教支部作っちゃってるんですよねそれは知らんかったですが


作家小説家志望したはりましたらしいんですが挫折されて若くして亡くなっておられます


佐々木喜善記念館が遠野伝承園のなかにありますのでまた近くの方はお寄りになったらいかがでしょうか