東京油問屋百年史に

我が国で初めて木の実が搾油されたのは神功皇后11年(西暦211年)のことで攝津の国のウオオ攝になっとるでさすが魔王や


攝津の国の住吉大明神(現在の住吉大社)において行われた神事で灯火が使われその灯明油として献燈するため同じ攝津の国の遠里小野(おりおの)村において榛(はしばみ)の実が搾油されたといわれている


遠里小野(おりおの)村はこれにより社務家から御神領のうち免除の地を与えられたというこれが我が国の

搾油の始まりとされている


この遠里小野(おりおの)村が日本の搾油の始まりとするのが定説となり遠里小野(おりおの)村の搾油業はその後も隆盛を続けます


しかし一般的には木の実に含まれてる油分は少なく搾油効率も悪いものだったと推測されどのような搾油方法を用いたのか定かではない


このように榛(はしばみ)の実に始まったとされる搾油はごま、エゴマなど草木の実を利用しながらつづけられ寺社の法会や祭事の燈明用に用いられてきました