離宮八幡宮に祭祀されている神様のうち御一体はお酒の神様(酒解大神)ですから大手酒造会社のウイスキー醸造所が山の麓に置かれたことは意味があることです


いまでは大手の酒造会社のウイスキー醸造所があることしか悲しいことですが知らないと思います


嵯峨天皇離宮跡地であるこの地に宇佐八幡宮が分祀されたのは貞観2年(860年)とされています


八幡岩清水八幡宮と離宮八幡宮と八幡宮はどちらが後先で本宮かというのと


水がこんこんと湧き出ていたことから岩清水八幡宮いいますがどちらも両方言い張ってはりまして一悶着有りましたが


この離宮八幡宮は油祖として製油業界が崇敬している神社でもあります離宮八幡宮は油の独占で栄えました


なんでお酒の神様(酒解大神)が油祖となったのかいうとその由縁は離宮八幡宮の神官が御神託を受けたとされる(大山崎長者との説もあります)


津として栄えたこの地の人々のなかに荏胡麻油絞りの道具を考え出した者(離宮八幡宮の神官、貞観年間の時の神官が神示を受けたとされている)「長木」という搾油器を発明し荏胡麻油油の製油を始めました


当初はこの道具を使って作られた荏胡麻油は対岸の岩清水八幡宮の灯明

用の油として神社仏閣の灯明用油として奉納されていましたが


次第に全国にこの業が広がり離宮八幡宮は朝廷より「油祖」の名を賜りましたちょっと八幡岩清水八幡宮には面白くないかな俺のやのに


そうして油座として離宮八幡宮は幕府、朝廷の保護の下大山崎油座として油の専売特許を持ち栄えていきます油座には神人もいて製油に携わっていたそうです


安土桃山~江戸時代には「西の日光」

と呼ばれるほどの社殿をかまえて栄華を極めたそうです