桂川沿っての荘園が京都にもありましてね


桂川の水の利用を巡って 


川の西側の西岡五カ郷 

(上久世、下久世、大藪、牛瀬、築山)と


川の東側の石清水八幡宮西八条西との間でありました


発端は東寺領の上、下久世荘とその対岸にある石原荘が


元々十一カ郷(上久世、寺戸、河嶋、下津林、下桂、徳大寺、牛瀬、大藪、下久世、築山)のための用水があるにもかかわらず


西八条西の取入口より上流に新しい取入口を開いたことにあります


もし上、下久世荘などが新しい取入り口から先に水を取ってしまうと西八条西荘には充分な量の水が回って来なくなるかもしれない


そこで西八条西荘は幕府に訴えて

上、下久世荘たちがつくった新しい取入口の使用を禁止した


しかし上、下久世荘はその後も新取水を再興したり新取水口から水を引いたり諦めなかった


その度に西八条西荘は幕府に訴えて

取入口の使用を禁止した


面白いですよお互い訴状を出して

裁判ざたにしてまで未だなお解せぬ解せぬとやりあってるんですから


上流と下流の関係に

右側と左側の関係そんなことゆうたら京都は桂川一つで済んでいるがな


丹波はもっと川の関係は複雑でややこしいわ 


川はお醤油や酒や炭や生活のすべてにかかってきますからね


自分が川のどの位置に住んでいるかですごい違いがありますよ


亀岡でゆうたらなんで京北の味方せんならんねんなんで鳥取岡山の味方せんならんねんやしね