むかしむかしの大昔

ある時鳥たちが東と西に分かれて戦争をすることになった


それで東の鳥たちは蝙蝠に加勢を頼みに行った

「お前さんわしらの仲間に入って西の鳥どもをやっつけてくんねぇか」


そしたら蝙蝠は

「ああいいともいいとも西の鳥どもをやっつけてやる」


いっぽう西の鳥どもも蝙蝠に頼みに行った


「お前さんわしらの仲間に入って東の鳥どもをやっつけてくんねえか」


そしたらまた蝙蝠は

「ああいいともいいとも東の鳥どももやっつけてやる」とこちらにも約束した


さあ戦争が始まった

東の鳥も西の鳥も「やつらを全部やっつけろお」と叫びながら必死に戦った


ところが蝙蝠は東の鳥たちがの方が勝ちそうになると東方に加勢をし


西の鳥たちの方が勝ちそうになると

西方に加勢をし


あっちにつきこっちにつきしておった


そうこうするうちに東の鳥も西の鳥もどんどん傷ついて数が少なくなってしまった


鳥たちは切なくなってしまった


それで

「こんな戦争していたら仲間がいなくなってしまうこの辺で仲良うしようやないか」と話がまとまった


それからというもの鳥たちは仲良くくらすようになった

(福島)


蝙蝠はあちにつきこちにつき相手にされなくなった蝙蝠無視


鳥たちは仲良くできるけどね