中学くらいまで祖母のとこ近くに牛小屋があったのを覚えてる

保津川が大洪水起こして
お前より牛の命が大事だっ
自分でなんとかせいって言われたひとのこと

母も分かると言っていた

モーは働き手
自分の相棒だったし

モーを売らなきゃ明日のお米にも困るてことやし

モーを売るてことは
明日からの働き手を失うてことやから親もだけれども
私も辛かった言っていた

牛小屋に祖母のとこ行くたびにドナドナを思いだしていた私でした

家の前の車走る道路見てんのも牛積んでんのよく見てたしね