わが子に性の質問をされたとき、親である私たちは何でドキッとしてしまうんでしょう?
性の質問というのは、
赤ちゃんはどうやって生まれるの?
赤ちゃんはどこから生まれるの?
なんでママのおむねは大きいの?などですね。
ちなみにこれらの質問は、5歳までに80%の子供が親に聞いてくると言われています。
なので、ほとんどの方が経験することですね。
ドキッとしてしまう理由はきっと、
答えが分からない
分かっているけど、どう答えたらいいのか分からない
子供に教えてもいいのか分からない
言葉にするのが恥ずかしい
などだと思います。
ドキッとしちゃうのはね、しょうがないんですよ。だって聞かれたこともないし、答えてもらったこともないんだから。
だけど、分からなくてもいい、答えられなくてもいいから、嘘をつくのだけはやめませんか?
コウノトリが運んできたんだよ
橋の下で拾ってきたんだよ
とかね、これはもう嘘ついちゃダメとかいう以前の問題だけど。
言われた方はめちゃめちゃ傷付きますからね…。
これはもう論外にしても、その他にもね、知ってるのに知らないって言うのも嘘だと思うし、
子供は知らなくていいの!とかね。
知らなくていいことないですからね!
子供だって知る権利ありますからねー!
なんで、嘘つくのがダメなのかっていうと、
嘘だったといずれ子供たちは気付くからです。
そのとき子供はどんな気持ちになると思いますか?
聞いちゃダメなことだったんだな…
知られたくないことだったんだな…
嘘つかれたんだ…子供だからごまかされたんだ…
こんな気持ちで、親を信頼してくれると思いますか?悩みを打ち明けてくれると思いますか?
打ち明けてくれるわけないですよね。
それが性の悩みだったら、誰に話すんでしょう?誰も話す相手がいなかったら?
1人でずっと悩みを抱えているかもしれません。
そんなの、わが子だったらって思うと、私は胸が苦しいですよ…。
やっぱり相談してほしいです。頼って欲しいです。
じゃあどうしたらいいのさってことなんですが、
たとえば、赤ちゃんはどこから生まれるの?っていう質問、出産経験のあるお母さんなら分からないわけないですよね。
それをそのまま答えればいいんですよー!
子供に教えてもいいの…?って聞かれることもありますが、
いいに決まってるー!!!!
むしろ何でダメだと思うのー???
正式名称でもいいですし、分からなければ愛称でもかまいません。
名前を言葉にするのが恥ずかしい、という気持ちは分かりますけどね。
言い慣れてないですからね~。でも逆に言えば、言い慣れればなんてことないのですよ!
とは言え、ところかまわず言っていいものではないです。
それは、身体の恥ずかしい場所だからではなく、特に大切なプライベートな場所だから、です。
これはお子さんとも共有できるといいですね。
帝王切開についても、そのまま伝えればいいのですよ。
「お医者さんに手伝ってもらってね、お腹から生まれたんだよ」などですね。
もっと知りたいってなったら、知っている知識を基に事実をシンプルに淡々と伝えればいいのですよ。
それが難しいんだよって思うかもしれませんが、
恥ずかしいことじゃない
子供が知らなくていい話はない
子供の知りたい気持ちを否定しない
これだけ意識してれば大丈夫です。
イラストがあるとよりイメージしやすいと思うので、絵本を活用するのもおすすめです。
こちらの記事子供への生理の伝え方でもお伝えしていますが、
質問に、正確に答えられなくてもいいんです。
一気に説明しようとしなくていいんです。
分からないことは分からないって言っていいんです。
だけど、分からないままにはしない、嘘はつかない、ごまかさない。
あなたの話、ちゃんと聞いてるよ。なんでも答えたいって思ってるよ。
っていう姿勢を見せてあげて欲しいのです。
成長や、それまでの子供との会話や反応、どこまで理解しているのかによっても、伝える内容は変わってくると思うのですが、
共通して言えることは、子供が何歳であっても、
「性の話も何でも聞いていいんだよ」という雰囲気を家庭の中で作ること、これが大切だと思うのです。