お子さんに生理の話、できていますか?
できていない方、できていないのには、理由があると思うんです。
①話す人自身が、生理についてよく分かっていなくて、説明ができないから
②生理の仕組みは理解していても、子供への伝え方が分からないから
③生理について話したら、他の話(妊娠や出産など)も聞かれるのではないかと不安だから
④話すタイミングがそもそもない
こんな理由が大半なんじゃないかな~と思います。
1つずつ、解決してみたいと思います!
①まず、生理の仕組みが理解できていない方。
女性の身体は、排卵が起こると、受精卵を受け入れるための準備として、子宮内膜が厚くなります。受精しなかった場合、準備した子宮内膜が血液と一緒に体の外へ排出されます。これが生理(月経)です。
卵子が排出されていると勘違いしてしまいそうですが、子宮内膜なんですね~
②次に、お子さんへの伝え方ですが、これには正解はないと思っています。
保護者の方自身が、伝えやすい言葉を使って話すのが一番かな~と思うのです。
それが分かんないんだよ!って言われそうですが(笑)、私なりのポイントをお伝えすると、
・上手に話そうとしなくてもいい
・一度に、一気に話そうとしなくてもいい
・病気やケガではないんだよ、と安心させてあげる
・保護者の方自身が、恥ずかしい、汚いと思い過ぎないこと
上記のことを意識して話せれば、あとはどんな伝え方でも大丈夫!自信をもって、楽しく話せるといいかなと思います!
ちなみにわが家の3歳長女との会話はこんな感じです。お風呂場にて。
ママ、血が出てる
あ~、ほんとだ。生理だからねぇ。
せいり?
うん、ママのお腹の中でね、いつ赤ちゃんが来てもいいように準備をしてるんだよ~。でも今は赤ちゃんがいないから、準備したものがいらなくなって出てきてるんだよ~。
ママ、赤ちゃんいるの?(←よく分かってない 笑)
今はいないよ~
痛いの?
そうだね~。おなかが痛いときもあるよ。でも、ケガしてるわけじゃないよ!心配してくれてありがとう💛
こんな感じでした。生理が来るたびにこんな会話をしています。
最初はよく分かっていなかった長女も、最近では、「ママ、せいり?」と聞いてくるようにもなりました。
一度にすべてを説明しようとしなくてもいいと思うんです。子供もきっと理解できないですしね!
聞かれたことに対して、きちんと向き合って話すこと、これが大事かな~と思います。
そして、何回でも話すチャンスがあること、これも家庭での性教育の大きなメリットです!
そうは言っても、その時に突っ込まれて聞かれたら…?
③妊娠や出産について聞かれたら困るから、生理について話せない、という方。
これがもしかしたら、一番多い悩みだったりするんでしょうかね?
これも生理と同様、保護者の方自身の、妊娠や出産に対する知識が必要ですよね。
だけど、分からないからその話には触れない…では、いつまで経っても話せません!
その場では答えられなくても、「いい質問だね!一緒に調べてみようか」って調べてみてもいいですし、
今は分かりやすく妊娠や出産について描かれた絵本もたくさん出ています。
そういったものもどんどん活用して、子供と当たり前に性について話せる環境を作っていって欲しいのです。
当たり前におやつを食べる環境
自分1人で完璧に話さなきゃと思わなくていいんです!
1度に全部を話さなきゃと思わなくていいんです!
分からないこと、知らないことは子供と一緒に学んでいけばいいんです!
そして、子供たちは性について学ぶ権利があるんです!
ここを忘れないでいて欲しいなと思います。
そして、④話すタイミングがそもそもない方。
・・・ほんとですか?ほんとにないですか?(笑)
お風呂もそうですし、生理で体調がよくないとき、生理用品を買うときなど、隠そうとしなければ、案外色々あると思うんですけどね!
でも、今はきっかけがない方でも、女の子の場合、必ず、初経がくる前には話してあげて欲しいです。
生理グッズや心の準備を事前に整えて、子供が安心して初経を迎えられるようにサポートしてあげたいですね!
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ちなみに、ここに書いたこと全部、女の子だけのお話じゃないですよ~。
男の子も女の子も関係なく、必要な知識です。
私たちも子供と一緒に、知識のアップデート、価値観の見直しをしていきましょうね♪