家庭での性教育を勧めています!
3歳からの性教育を勧めています!
というと、必ず聞かれるのが、
うちの子にはまだ早いと思います…
という、親御さんからの心配の声です。
そう思うのもね、分かりますよ~。
でもですね、まずお聞きしたいのは、性教育、性の話って、いったいどういう話だと思いますか?
赤ちゃんが生まれてくるときの話?
赤ちゃんをつくるときの話?
男の子と女の子の身体の話?
思春期に起こる身体の成長の話?
そう、これも全部、性の話です!平たく言うと、生殖にまつわる話、ですね。
でも、これに加えて、
人として幸せに生きること(人権)
男らしい、女らしいってなんだろう?(ジェンダー観)
色々な人がいる、1人1人違っている(多様性)
ということを学ぶことも、性教育なんです。今は、包括的性教育ともいいますね。
この、人権やジェンダー観、多様性とかを子供に伝えることは、そんなにハードル高くないと思うんです。
言葉だけだと難しく思うかもしれないですけど、要するに、
人はそれぞれみんな違うんだよ
1人として同じ人はいないんだよ
だから、あなたも他の人も特別な存在なんだよ
あなたの身体はあなただけのものなんだよ
あなたの心もあなただけのものなんだよ
同じように、他の人の身体も心も、その人だけのものなんだよ
だから、大切にしようね
ってことだと思うんです!
これ伝えるの、恥ずかしくないですよね?めちゃめちゃ大事なことですよね?
それより「生殖にまつわる話」が、3歳から始めるのは早い…恥ずかしい…ってことだと思うんですよね。
分かりますよ~!まだ教えなくていいじゃん、ってね、思いますよね。
だけど、「生殖にまつわる話」も大事なんです。
ここを飛ばしちゃいけないんです~!
なぜなら、生殖にまつわる話というのは、自分が生まれてきたルーツの話でもあるし、
自分や他者を大切にするための知識でもあるからです。
生まれてきたルーツっていうのは、どこからどうして、どうやって生まれたのか、ってことですよね。
それを知ることで、自分が何者なのか、なぜ特別な存在なのか、を考えられます。
自分や他者を大切にする、というのは、身体の仕組みを知ることから始まって、自分と他の人との違いに気付き、
自分が嫌だと思うこと、他の人が嫌だと思うことはなんなのか、嫌だと思ったとき、言われたときにどうすればいいのか。
心と身体はその人だけのもの、とはどういうことなのか、を考えられます。
これはもちろん、誰かと心や身体を深く繋げるときにも必要な知識ですよね。
あれ?なんか…繋がってるって思いませんか?(思わない?w 文字にするってめっちゃ難しいな…)
そうなんです!(強引に進めますw)
「生殖にまつわる話」と「それ以外の話(人権、ジェンダー観、多様性etc…)」って繋がってるんです!
これを分けて考えるんじゃなくて、
全部繋がってて、ぜーーんぶ、
「生きていくために必要な知識」なんですー!!
これが言いたかった!
性教育って、「生きていくうえで必要な知識」なんです。
もっと言うと、「自分らしく生きていくための知識」なんです!
彼女たちらしい
「自分らしく」というのは、自分を知ること、それから、自分以外の人のことを知ることから始まると思うのです。
そこから、性別についてだったり、人とのコミュニケーションだったり、いのちについてだったり、
「自分ってなんだろう」っていうことを考えることだと思うのです。
「性教育」には、その概念がたーーーくさん、つまってるんです!
これ、恥ずかしい話ですか?いらない知識ですか?まだ早い話ですか!?
私はそうは思いません。
3歳だって、自分の人生を生きてます。これからだって生きていくんです。
生きるための知識を伝えることに、早いも遅いもないです。
それを、他の誰でもない、大切なわが子に伝えられること、こんな嬉しいことってないと思うのです!
(伝えたからって、それを子供がどう受け取るかは、子供の自由です。この辺のことはまた違う記事に書きます)
「性」に関係のない人間なんていないんです。
こちらの記事子供への生理の伝え方でもちらっと書いてますが、
大人だろうが子供だろうが、人間であるなら「性」を知る権利があるんですよ!
えーと、「生殖にまつわる話」と「それ以外」を分けて考えない、って言いましたが、
これは子供に伝える時も同じで、
「生殖にまつわる話」を特別視するから話しにくくなるんだと思うんです。
「生殖にまつわる話」は何も特別ではなくて、数ある性教育のテーマのひとつに過ぎないのです。
どれが特別大切ってことはなくて、どれも同じくらい大切。
全部繋がってる、そう思ったら、生殖にまつわる話も、流れるようにさら~っと話せるかもしれませんよ♪
なんかちょっと伝わりにくいこと書いちゃったかもだけどw、
何はともあれ、楽しく性教育に取り組むご家庭が増えたら嬉しいなぁ…と、そればかり思います!