こんばんは。
あけましてが遅くなりました
年が明けたので
「新人」を返上した
編物講師のkaori_nite(さくらいかおり)です。
本年もどうぞよろしくお願いします🙇♀️
さて、
楽しく始める編み物教室を始めて
1年と2ヶ月がたちました。
わたし的には
まだ1年!!!
と思うくらい、濃い1年間でした。
その中でも
きっとこの先忘れないだろうなぁ
というエピソードがあります。
それは、
わたしが編み物教室を始めて
半年位のころ。
棒針編みでサマーセーターを
編んでいた受講生Aさん(仮名)のことです。
Aさんは
すでに自分で編み物を勉強されていて
編んでいるものもレベルが高く
わたしはAさんに質問されるたび
「自分には答えられるだろうか」
と、どきどきしていました。
わからないことがあれば
その場で調べ
できないことがあれば
「次のお教室のときまでに調べてきます」
と
自分なりに対応していました。
今思えば
この「自分なりに」がよくなかったのです
プルオーバーも終盤に差し掛かった頃
Aさんから
「二目ゴム編みどめを教えてほしい」と
リクエストがありました。
二目ゴム編みどめ!!!
そう!
あの、誰もが避けて通りたい
二目ゴム編みどめです
当時のわたしは
「自分なりに」頑張っていましたが
二目ゴム編みどめが
できなかったのです。。。orz
(これで、よく編物講師をめざしたなぁと)
わたしは
できないことを教えるわけにいかないと思い
基礎本を調べて
やってみたものの
うまくできなかったので
いつもどおり
「次回のお教室までに、
やりやすい方法を調べてきますね」
(思い出し後悔の叫び声)
とAさんに対応しました。
Aさんは
「先生はお免状をもらったのは最近なんですか?」
と不思議そうでした。
2週間後、
次のお教室の日。
Aさんは
お教室に来られませんでした。
文化教室の
受付担当の方からは
お仕事のシフトが変わり
お教室の時間に合わせることができなくなったから、
とのことでした。
「秋になったら
契約が変わるので、来れるかもしれません。
それまでに先生、頑張ってくださいね」
と、メッセージをいただきました。
Aさんは
もしかしたら
わたしの至らなさに呆れてしまったのかも
しれません。
それでも、
わたしにエールを送ってくれました。
わたしは
「自分なりに」お教室で
受講生さんに楽しんでもらおうと
頑張っていたつもりですが
受講生さんが
何をどこまで編んでいて
次にどんな質問をするだろうか?
編み物で多くの人がつまづきやすいところは何か?
講師目線ではなくて
受講生目線での
努力が足りなかったと
その時気がついたのでした。
わたしにとっては
続けているお教室でも
受講生さんにとっては
一期一会
なんですよね。
二目ゴム編みどめをするときは
いつもAさんを
思い出します。
(毛虫みたいな練習の残骸)
幸運と
勢いで
編物講師になったわたしですが
今年は
一期一会を胸に刻んで
編み物と向き合っていきたいと思います
がんばれ、わたし
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