岸谷香 オフィシャルブログ powered by Ameba-2013070807380000.jpg
今朝がた、私のママが可愛がっていたペット、マルチーズのロックちゃんが、亡くなった岸谷香 オフィシャルブログ powered by Ameba-de_01_0022_p.gif
 
ママは、私や弟が大きくなり、分かりやすく、愛情の行き場を求めたのだろう、チンチラのぼんちゃん、シェルティーのリキ(私が勝手に、パチパチという雑誌の編集部の方にいただいてきて、ぼんちゃん、と、サイちゃんで、盆栽だ~と命名したら、ものすごく怒られ、散歩で、犬をサイって呼んだらおかしいでしょ岸谷香 オフィシャルブログ powered by Ameba-de_01_0002_p.gifと、ツアーから戻ると、リキになっていた岸谷香 オフィシャルブログ powered by Ameba-deco1.gif)マルチーズの兄弟、遊(ユウ)ちゃんと、ロック。
 
これが、いつも、ママの回りにわさわさいた。
 
中でもロックは、最後の一匹で、猫のぼんちゃんが亡くなり、具合の悪いママの様子を伺いながら、一足先に、って逝ってしまったリキ、次はママ。
 
だから、ママが亡くなった時、ぼんちゃんとリキが、シッボふりふり、また、ママにまとわりついてるんだろうな、と、気持ちが少し救われたもんだよ。
 
 
残された遊とロックは、弟の家に引き取られ、遊ちゃんは後を追うように、ママのところへ。
 
そして、一番末っ子、ロックが、今朝がた、ママのところへ逝ったのでした。
 
チビカを駅まで送り、昨日から具合が悪いのを聞いていたので、携帯を気にしていたら、亡くなったと知らせがきたので、ママの写真をとっさに持って、まだ、暖かいロックを最後にヨシヨシしに行った。
 
 
ペットとの別れを、今まで何度経験しただろう岸谷香 オフィシャルブログ powered by Ameba-de_01_0022_p.gif
 
いつも思うことは、『この子は我が家の子になり、本当に幸せだっただろうか…』ということ。
 
 
子育ても、果たしてその子が一番望む、幸せなレールを引いてあげられたか、最後までわからないけど、もの言わぬペットは、本当にわからない。
 
 
これ以上ないってぐらい、愛してあげられたか、いつも、心になにか残る岸谷香 オフィシャルブログ powered by Ameba-de_01_0022_p.gif
 
人生最初のペット(今回は犬猫に絞らせていただきます岸谷香 オフィシャルブログ powered by Ameba-M_26_30_10_13007842.gif)は、小学生の時、飼っていた、ドーベルマンのエルザ。
 
黒い、ツヤツヤの短い毛並みで、小学生の私には、正直、ちょっと恐かった岸谷香 オフィシャルブログ powered by Ameba-deco13.gif
 
 
散歩に行っては、凄い力で引きずられ、転んでリードを離したりしたした時には、一目散に、猛スピードで走っていき、すぐに見えなくなっちゃって、私は泣きながら家に戻ると、何くわぬ顔で、庭にいたことが、何度か岸谷香 オフィシャルブログ powered by Ameba-deco1.gif
 
夏の夜、エルザのハウス(家の裏にある物置)まで、庭を半周する間に、私の足よりデカイ、ガマガエルに、何回も遭遇するのが恐怖で恐怖で、何度エルザのご飯をひっくり返したことか岸谷香 オフィシャルブログ powered by Ameba-tt_z_1107_000140.gif
 
冬は、寒かろうと、ママが近くのお肉屋さんで、マンガみたいな骨もらってきて、グツグツ煮込んでスープとって、カリカリにかけてあげてたな、スープカリカリだね岸谷香 オフィシャルブログ powered by Ameba-0002.gif
 
そんな我が家が、私が小5の時、引っ越しの話が出た。
 
次のお家は、庭がほとんどない、エルザはどうしよう?ガレージで飼うか、、、
 
なんて矢先、ある朝、エルザが熊になっていた岸谷香 オフィシャルブログ powered by Ameba-20111112202311.gif
 
…フィラリアで、水がたまってむくんでしまって岸谷香 オフィシャルブログ powered by Ameba-de_01_0022_p.gif
 
獣医師が来てくれて、フィラリアと診断された。
 
庭には、あの野イチゴ岸谷香 オフィシャルブログ powered by Ameba-deco13.gifや、くちなしやら、緑が生い茂っていたので、夏は蚊のパラダイスだった。
 
でも、何より、エルザが、家族の引っ越しの話を聞いていたような気がしてならなかった岸谷香 オフィシャルブログ powered by Ameba-de_01_0022_p.gif
 
私があんまり、おいおい泣くので、獣医師は、この夏をこえれば大丈夫、、、と言葉をかけてくれた。 
 
私は素直に信じ、願掛けをした。
 
『水、お茶、コーヒー以外のジュースは、一切飲みませんから、神様、エルザを助けてください』
 
10才の子が、一夏ジュースを断つなんて、なかなか辛い。
 
遠足にも、いつもは、凍らした、つぶつぶみかんとか持って行ってたのに、その時ばかりは、UCCコーヒーだった。
 
 
ある日、また獣医師が、診察に来てくれた。
 
ママに言われて、先生にカルピスを出す為に、私はカルピスを薄めて、作った。
 
薄いとマズイし、濃くても甘い、私マドラーの先のスプーンで、味見をした、してしまった。。。
 
 
あっっっ岸谷香 オフィシャルブログ powered by Ameba-DIMG0107.gif 
 
 
と思った時には、もう、飲み込んでいた岸谷香 オフィシャルブログ powered by Ameba-deco8.gif
 
 
それから間もなくのある日、学校から帰ると、エルザは毛布の上で、横たわり、ただ呼吸だけしていた。
ママが、これ以上は、もう、苦しむだけだと、獣医師に言われ、注射をしてあげたのだ。
 
事情はママから説明されていて、小さな心なりに、安楽死を理解していた。
 
私はボタボタ涙をたらしながら、エルザをなでなでし続けた、、、
 
30分ぐらいたった頃、呼吸だけが、静かに止まった。
 
今でも、5/25の命日には、エルザを思い出すし、一口飲んでしまったカルピスは悔やまれる。
 
でも、何より、注射の決断、苦渋の選択をしたママの気持ちも、きーたんを亡くした今、初めてわかる。
 
私が初めて受け止めた、ペットとの別れのお話でした。