人生最初で最後の紅白歌合戦。
二日間のリハーサル、多大な待ち時間、そして、いきなりの本番、とてつもなく強力な出演者と世界レベルのゲスト。。。どれ一つをとっても、物凄い
いやー、凄い経験だった。
そして、何故か、たったダイアモンド一曲なのに、息が上がってしまうほどの、気迫なのか念なのか、よくわからないが、歌手を震わすあの、ステージ。。。
あのとき、夜中に近いあの時間に、いきなりトップギアに気持ちを入れて、最後のプリ活動を終え、エンディングの場所も、言われたとーりに出て、やっと落ち着いて、実は、会場に来ていた、きょんちゃんのお母さんを見つけて、私は、あーほんとだ、いたいたと手を振っていた。
すると、私の目の前が、スッと開き、有働アナが私を見ている、マイクがこちらへ向かってのびてくる。。。
歌い終わったので、イヤモニ(イヤホン状態のモニター)もはずしていたから、話をなにも聞いていなかった上に、聞こえもしなかった
私は、あくびだけは、紅白でしてはいけないと、自分に言い聞かせ、頑張って一回もしなかった、が、まさか、あんな大物出演者の中で、一切聞いてないところで、いきなりマイクを向けられるとは、思わなかった
バンド人生30年の歴史上、いちばん焦ったかも
とっさに、頑張りました!と答えたが、未だ何を質問されたのかは、よくわかっていない。
そしたら、もう一言、有働アナがなんか言って、またマイクが私に…「え?」は、本当に聞こえなかったので、とっさに言ってしまった
もう一度言い直してくれた有働アナの質問も実はよく聞こえなかったが、口の動きで、最後の「どうですか?」だけ、なんとなくわかった気がしたので、半ばあてずっぽで、答えたのだ
やっぱ、様子が変だった?よね