岸谷香 オフィシャルブログ powered by Ameba-ismfileget.jpg

私が初めて安先生にお会いしたのは、まだ二十歳前だった。

当時のマネージャーの紹介で、まだなんの経験も実力もない、ただのデビュー前のボーカリストで。

最初はしばらく通ったけれど、次第に仕事がつまってきて、なんとなくお休みしたりしていたけれど、次は歌手として、越えたい壁に出会った時、先生のもとに、再び通った。

また、ツアーだなんだとお休みし、また壁に出会っては通っていた。

そのうち、人間的にもつながって、先生のお友達が集まって教会で歌う会や、発表会などにも参加させてもらい、生徒の輪もひろがり、ジャズやゴスペルなど、全然知らないジャンルも歌わせてもらって、プロもアマチュアも先生として生徒をとってる子も、外人も日本人もごちゃ混ぜに、歌で友達になった。

そして、プリプリ後期、私の声はボロボロで、精神的にもボロボロだった時も、体調不良で全然声が出ない日も、武道館の楽屋で発声をし、姿勢を治し、力が入りすぎた肩をほぐし、「香、大丈夫!歌える!ホラ、自信持っていっといで!」と笑顔で送り出してくれた。

私は当時、「香、大丈夫?」「声、でる?」とか、スタッフに心配してもらうのが大嫌いだったの。

ダメって言ってもやるんだから、そんなこと聞かないで(`´)!」ってね。

若かったから(^o^;

だから、どんなヘロヘロの日でも、「大丈夫!できる!」って言ってくれた先生は、私が一番求めた人だったんだよね、多分。

私は本来、コツコツ努力するのが大嫌いだから、先生のとこにも、自分の都合で行きたい時だけ、無理矢理でも行った。すごくダメな生徒(^o^;

でも多分、生涯私の歌の先生は安先生だけだろうな。

私の歌手としての一番の自慢は、一度も本番をとばしたことないって事なんだ。

どんな日でも歌えるって先生に教わっからさ。

今日は何年ぶりか思い出せないぐらい久しぶりなの\(^O^)/

すごいメンツでしょ(^m^