娘は中2のはじめから2年間、個別指導塾に通っていました。
駅前には個別指導塾がたーーっくさん。
群雄割拠。
気になる個別指導塾5カ所くらいは見学に行ったかな?
ただでさえ月謝の高い個別指導塾。
その中でもお安めのとこはやはり人気があるようで教室内も賑わっていました。
そこに見学にいって感じたこと。
●人数が多いところはうるさくて個別指導中も他の会話が気になってしまう。
●人数が多いので同じ中学の子も多数来ている。それも気になってしまう
●人数が多いから机が埋まっていて自習にいけない
●生徒:先生が2:1と聞いていたが、たまに3:1や4:1のときがある。安い月謝にはこんな裏もありこれでは満足に指導してもらえない。
こんなわけで、月謝がやすいところには裏事情があり、これではただ既成事実的に通わせることになるだろうと予想した。これでは意味がない。多少月謝が高くても効果のあるところに通わせなければ。
少し月謝が高めの別の個別指導塾に見学にいくと、人数は控えめで室内は落ち着いていて静か。自習にも行きやすそうだった。同じ中学の子もいないし、1:1か2:1。
そして一番の決め手は塾長が信用できそうだと思ったこと。
言い切り型で、ぼやかさずに道筋をしっかり示す人だから、ここについていけば間違いないなと思たのが大きかった。
実際、受験シーズンに入ってからは何をどう勉強したらいいか、直前に何をやれば点数がすぐに上がるか、的確に指示してくれて、娘のモチベもあげてくれ、学校の愚痴をきいてくれたり娘の味方をしてくれて、ユーモアがあり、本当に娘に合っていたと思う。
娘は中学の担任と折り合いが悪く、第一志望校は無理だよ、とずっと言われていた。(ちなみに私もこの担任がきらい)
中学の三者面談でも険悪な雰囲気になった。
私たちが頑なに第一志望を譲らなかったものだから、「いちお第一志望に出願するけど志願先変更の準備をしとくように」と当然のように言われた。
親の私にも、志願先変更の日は仕事を休み取るように事前に何度も確認されたくらいだ。
本当に失礼な担任だなと思うが
まあ、担任からしたら安全牌でいきたい気持ちは
わかる。
倍率が発表されて、倍率がかなり高かったから
担任は間違いなく私たちが志願先変更すると思っただろうな。
しかし、塾長は
「娘さんのここのところの伸び率を考えれば最後の県内模試からも偏差値は上がっている。だからこのままいけば合格できる。志願先変更はしなくていい。僕は今まで受験生の第一志望を下げさせたことはない。」
と、言いきってくれた。
そこで迷いはふっきれて、このまま当日まで突き進む!と覚悟がきまった。
最後のほうは、自習もかなり行っていました。そこでも塾長が難しい問題をプリントアウトして出してきたりしてたみたいで
でもそのおかげで娘は当日の試験が簡単に感じたみたい。
入試当日は得意の英語や社会はかなり高得点をとれていて、手ごたえあり、って感じでした。
そんなこんなで塾選びとしては
●集団塾は自走できる優秀な子じゃないと合わない。(負けず嫌いな子は集団のほうが効果的な場合がある)
●個別指導塾だからといって全てがよいわけではない。とくに静かさは大事なポイント。
●自習室が使いたいときに使える、これもとても大切
●塾長が若すぎたり指導経験が浅いのもおすすめできない。
●安かろう、だから少しの不満は仕方ないか、のスタンスではだめ。(例えば最初の説明は2:1なのにたまに4:1になるとか。不信感がつのる)
親のほうも、他より月謝が高いのだからきちんとしっかりとやってくださいね、のスタンスでいるべきで、そういう塾を選んだ方が長い目で見ると効果がでる
というわけで、志願先変更をしなかった私たちに、担任もびっくりしただろうし合格したことにもさらにびっくりしたであろう、、、けど私たちの判断は間違ってなかったんだ!と自信がついた出来事となりました。
受験て、人生に数回しかないから
博打ができないよね。
どうしても安牌になっちゃう。
だけど、逆に私はこう考えるんです。
そういう、人生に数回しかない
とんでもなく貴重な機会だからこそ
自分の判断とか、感情とか、能力を
試せるチャンスなんだ、って。
そこでもし失敗しても死ぬわけじゃないし。
あそこでこうしとけば良かったんだな
次はこうしよう、って
それはそれで人生の思考の材料になるよね。
いつも安牌ばかりで、トライしなかったら
いつまでも判断材料は増えていかない。
自分を助けてくれるのは
自分の経験だけだから。
トライすることの大切さを伝えること。
もしダメでもそのあとのフォローをする。
それが親にしかできないことだと思うからね。
それにしても合格の響きって嬉しいなー
子供が3人いるから
今後もなんどかこの機会があるわけで。
この喜びをまた味わいたいなー!
と思った今日この頃でした。