子供の頃からうつ持ちだった私が、双極性障害と診断されたのは約10年前。
診断を受けた私は、当時の主治医に、「今、私にできることは何がありますか?」と聞いた。
主治医は、「加藤忠文先生の本を全部読みなさい」と言った。
双極性障害研究の第一人者・加藤先生の本を読んだ私はこの言葉に出会った。
ー「きちんと治療すれば、診断前と同じように働ける」ー
それから10年、色々あった。
病院やノーチラス会で同じ障害の人とたくさんあった。ブログでもたくさん出会った。
でも、週5・フルタイムの正社員で働いている人にはほとんど出会えなかった。
私も、職を転々とした。
パートタイム、非正規、業務補助員……。
診断前と同じように働ける?どこが?
そう、何度思っただろうか。
でも、あきらめなかった。あきらめたくなかった。
だから、どうしても業務補助員じゃダメだった。正職員に戻らないと意味がなかった。
正職員になれた。ここからが本番だ。
私は、双極性障害でも、きちんと治療すれば普通の人と同じように働けることを証明したい。
そのためには、治療の継続、色んな工夫が必要になると思う。
そういうことを書くよ。
今、思うように働けていない双極性障害のみんな。
治療がうまくいっていないのかもしれない。まだ途中なのかもしれない。
主治医が合っていないのかも。薬が合っていないのかも。
きちんと治療すれば、絶対働けるようになる。
まずは私がそれを証明するよ。