1919年7月15日生 現在99歳になる祖父が岡山にいます。
先日、誤嚥性肺炎で体調を崩してしまい、入院しました。
そのお見舞いに先日7月15日に行って来ました。
私は、恥ずかしながらおじいちゃんの誕生日を知らなかったのですが、誕生日の日に会いにいくことができました。
入院したときは意識もしっかりしていて、肺炎が治ったらリハビリが必要だから、自宅から靴を持ってきてほしいと言っていたほどでした。
しかし、数日も経たないうちに状況は変化し、お見舞いに行った時は、話をすることはもちろん、孫の私や妹、娘の母、そして嫁であるおばあちゃんすら認識できない状況でした。
人ってこんなにも急に変わってしまうんだと、辛く、悲しく思いました。
一番大変なのはおじいちゃん、おじいちゃんが心安らかでいられることを願い帰ってきました。
元気な時から、「延命はいらない」「人の世話にはなりなくたい」と言っていたおじいちゃん。
今は意識がなくても、繋がれている管を外したり、ベットから起き上がろうとしたり、病院でのパジャマを脱ごうとしたり。。。。
最後の最後のおじいちゃんの思いが、行動に現れているのか。。。
益々、見てて辛かったです。
でも、最後までおじいちゃんはおじいちゃんらしく、自分の信念の元、意識がなくても、こんな行動をしていることに本当に頭が下がります。
戦前、戦中、戦後を生き抜いた人です。
ある意味、精神的に強くないと生きてこれなかったと思います。
そんな、大変な時代を99年間生きてきたおじいちゃん。
じっと何も言わず、とても寡黙なイメージがあります。
おじいちゃんが決めた最後の日まで、おじいちゃんが心安らかでいられますように、、、。
そして、最後の日までおじいちゃんらしく生き抜けるように祈りを送り続けたいと思っています。
意識がないのも、ある意味仕方がないのかもしれません。
意識あって、今の状況はおじいちゃんにとって辛すぎるのかもしれませんから。
頑張って!とは、もう言いません。
ただただ、おじいちゃんらしく最後の日まで生き抜いてください。
そんな思いの中、昨日母から連絡ありました。
リハビリの人が来られてベッドから一瞬たちあがつたそうです。びっくりです。
母も覚悟していたのかもしれませんが、今の状況に「何がなんだかわからない状態です。不思議ですね。」と言ってました。
それが人間の不思議さで、生命力だと思います。
医学や理屈ではない、「生きる!」と強く願う思いじゃないかな?と思いました。
最高の最後まで自分の人生を生き抜く。
生き様を見せてもらっています。
Eテレ:ハートネットTV 公開すこやか長寿「岡山県・矢掛町」という番組
「岡山県矢掛町に暮らすご長寿夫婦2組に長寿の秘けつをうかがう。」という内容の番組で、長寿夫婦として出演しました。
祖父95歳、祖母91歳、2人ともとても元気でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。