東桜会館で開催中の
め日本タイポグラフィ年鑑2017作品展/ 63回ニューヨークタイプディレクタークラブ展に行ってきました。
紙の竹尾さんの展示は東京の本店見本帖さんで主に開催。
なかなか名古屋で見られなかったのですが、最近巡回展として名古屋にもやってくるようになりました。
グラフィックやタイポグラフィには全く詳しくない私ですが、ニューヨークのポスターはやはりちょっと違ってかっこいいなぁと。
そしてお目当は、レザックとマーメイド展。前回はグルーヴビィジョンによるSAGAN GAの展示でしたが、今回は竹尾アーカイブスより、昔の見本帖がずらり。
今でこそ、竹尾さんの見本帖は統一感があるものになってますが、昔は色々あったんだなぁと。実用的なものかわいいもの、贅沢なものなどいろいろな見本帖がありました。
そして、エンボスをかける版も展示されてます。見返しなどに使っているジャガードGAなどTOSと分類される紙は製紙した後にエンボスをかけているそうですが、マーメイドは紙が濡れている状態で布目のエンボスをかけるそう。
ロットによってエンボス具合が少しずつ違うのもちょっとした味になります。
マーメイドはいろどりアルバムの本文に使っているので、お持ちの方はのぞいてみてください。
そしてレザック。よくある紙という認識と、前のお仕事の時にはPOPによく使ったなぁというくらいの使用頻度でしたが、
実はいろいろ歴史が。私が紙に携わるようになったここ20年は確かに変化なく、レザック96という商品で出回って
いたのですが、昨年レザック16が登場。
こちらはゴートスキンに似せた紙になってるそうです。
レザック96以前は何度も新しいエンボスが生み出されていたよう。そんな歴史も、実際紙を触りながら観ることが出来ます。
名古屋の開催は企業やデザイン関係の方の来場が多いようですが、個人的には学生さんにたくさん見てもらいないなぁと。
開催は日曜日まで。
今日は紙をお仕事にしているお二人と一緒だったので、楽しかったです。
次回開催は参加者募ろうかな。