製本屋さんがおしえる本の作り方 | KaoPoKの部屋

KaoPoKの部屋

Bookbinder カオポック お仕事日記とお知らせです。
https://kaopok.com

タイトルは副題。
本の名前は「はじめての手製本」
KaoPoKが和綴じ、洋製本を習った美篶堂さんが
出版された本です。

美篶堂さんの製本ワークショップを知ったのは
アイルランドから戻って間もない頃。
製本に興味を持ち始めた絶妙のタイミングでの出会いでした。
仕事の都合ですぐには行けなかったのですが、
その年の11月、初めて訪れた美篶堂さんで
ちょうど夜からの和綴じのワークショップに空きがあると伺い、
約3時間、ずっとわくわくしながら時間待ちをしていたの
今でも覚えています。

今回出版された本の中には、ワークショップで習うものや
美篶堂さんで商品として並んでいるものの作り方まで
丁寧に解説されています。
ショップのワークショップでも親方のワークショップでも感じたこと
「惜しみなく与えてくれる懐の深さ」
これが本の中にもぎゅっと詰まっています。

この本の製本は長野の美篶堂さんの工場で1冊1冊手製本されたもの。
店長の明子さんはじめ美篶堂のみなさんが大切に大切に生み出した1冊です。

そして美篶堂ファンとして待ちに待った1冊。
できるだけたくさんの方に手にとっていただけたらと思っています。

美篶堂さんでは4/28~5/10まで
ギャラリースペースにて出版記念展が。
そして5/6には「美篶堂まつり」と題してゆかりのある作家さんによるフリーマーケットや
ワークショップが、湯島聖堂講堂 にて11時~17時に開催されます。
ゴールデンウィークの最終日、是非、はじめての手製本に触れてみてください。