今年も4月3(土)4(日)に美篶堂友の会の工場見学ツアーが開催されます。
昨年の秋、ちょうどギフトショー搬入の前日に伊那近郊に住む友人宅を訪れがてら
第1回目の見学ツアーに参加してきました。
参加者は伊那のバスターミナルに集合。
そこへ御茶ノ水の上島明子さんと父君の親方、
工場長の従兄さんがお迎えに。
久しぶりにお会いした明子さんと名古屋からのバスが着くまで少しお話。
あの時話していたことのいくつかはもう実行されていたりします。
前にも同じ事があったような。すばらしい行動力!
みなさん集まったところで、まずは親方おすすめのおそばやさんへ。
坂道を車でぐんぐん進んで、峠道をどんどん登って着いた先は
そして頂いたのは、手打ちのお蕎麦と鴨汁。
そばつゆにつけたり、お塩でいただきたり。もちろん鴨汁でも。
超麺好きのわたくし。これが食べられただけでも来た甲斐がありました。
おいしいお昼を頂いた後は一路、美篶堂さんの工場へ
こちらが工場。
この日はお休みでしたが、工場長さんに
当時進んでいたお仕事の内容
(今頃はかまわぬのまめぐいさんや
ジブリの森で販売されているノートなどなど)や
答えは某社の見本帳
この時作っていたのはおもいでのぉと展などでも使ったふわふわの特殊紙です。
「こんな見覚えのある見本帳も美篶堂さんのお仕事だったのですね。」
とお話したところ、機械ではきれいに裁断・製本できないような特殊紙の
見本帳は美篶堂さんで作っているとのこと。
工場内には他にもいろいろな機械がありましたが、
そのほとんどは人の手がなければ動かせないもので、
以前に見たすべて自動で出来上がっていく近代的な製本工場とは
全く違っていました。
そして、そこには機械ではできない、ひとの手の感覚や細やかさを必要とする
製本のお仕事がありました。
これぞ美篶堂の手仕事。
またまた惜しみなくすべてを見せていただきました。感謝!
そして事務所でのんびりとお茶を頂いた後、少し車で走って高遠へ。
街並みを散策したり、桜の木に囲まれた美術館を覗いたり
そして、一度行ってみたかった「本の家」へ。
子どもの頃、祖母からもらった「マザーグースのうた」は第1集と第2集
ここで第3集をみつけて、嬉し懐かしく連れ帰りました。
読んでみてわかったのは、第3集は子どもにはちょっときつい内容と挿絵が。
祖母の愛情を祖母が晩年暮らした南信で感じることができました。
高遠を後にして、再び美篶堂さんへ。
ここで見学ツアーは終了。
私は近くに住む友人宅へ(ホントに近かった。というか信号がなくって早かったのか?!)
夜はみんなでファミリー温泉へ。
ここの露天風呂がホントに気持ちいいのです。
あっという間に6歳(7歳?)になった、ちびさんと
のんびり夜空を眺めながらの楽しいひとときでした。
以上半年遅れのレポートでした。
(報告しますと言ってたYさん遅くなりました!)
さて、その美篶堂工場見学ツアー、美篶堂友の会の会員限定ですが
今回も高遠行きが計画されているようです。
いつもより少し桜が早そうですがあの桜の木々が満開になった姿
一度見てみたいと思う風景です。
去年も丸一日楽しんできた美篶堂まつり。もちろん今年も行く予定です。
詳しくはどちらも美篶堂さんのHP
でご覧下さい。