システム開発ライフサイクル(SDLC)は、プロジェクト管理で使用される概念モデルであり、初期の実現可能性調査から完成したアプリケーションの保守まで、情報システム開発プロジェクトの各段階を説明します。SDLCは技術的システムだけでなく、非技術的システムにも適用可能です。通常、システムはITテクノロジーのハードウェアやソフトウェアなどを指します。プロジェクトマネージャーやプログラムマネージャーは、通常、システムエンジニアやソフトウェアエンジニア、開発チーム、エンドユーザーと共にSDLCに参加します。

※関連記事:システム開発とは | システム開発における工程と注意ポイント【最新情報】

 

SDLCモデルには、ウォーターフォールモデルなどの伝統的な方法だけでなく、ラピッドアプリケーション開発(RAD)、共同アプリケーション開発(JAD)、ファウンテンモデル、スパイラルモデル、ビルドと修正、同期と安定化など、さまざまな方法論があります。また、近年ではアジャイルソフトウェア開発も広く採用されています。

 

これらの方法論はしばしばハイブリッドアプローチとして組み合わせられ、ソフトウェア開発に最適なフレームワークを構築します。SDLCのステップ数はプロジェクトによって異なりますが、通常は7~8ステップで構成され、時には5~12ステップに及ぶこともあります。一般的なSDLC方法論は以下のステップに従います:

  • 分析

既存のシステムを評価し、欠陥を特定します。ユーザーへのインタビューやサポート担当者との協議を通じて行います。

計画と要件定義: 新しいシステムの要件を明確に定義します。既存システムの欠陥に対処する具体的な改善案も含まれます。追加要件には機能や能力の定義が含まれます。

  • 設計

提案されたシステムの物理的な構造、ハードウェア、オペレーティングシステム、プログラミング、通信、セキュリティ対策などの計画を策定します。

  • 開発

新しいシステムの開発と実装を行います。必要に応じてトレーニングも行います。

  • テスト

システムのすべての側面をテストし、品質保証(QA)を実施します。システム統合テストやシステムテストが含まれます。

  • 展開

システムを実稼働環境に導入します。段階的な展開や一斉導入の選択肢があります。

 

  • 維持と保守

システムの運用後の変更や更新を行い、エンドユーザーのニーズに合わせてシステムを調整・改善します。

※関連記事:システム開発 V字モデル

 

これらのステップには、プロジェクトの開始、機能仕様、詳細仕様、評価、システムの寿命管理など、さまざまな追加ステップが含まれる場合があります。

弊社株式会社カオピーズは、2014年9月に創業してから7年目を迎え、お客様に高品質なシステム開発DX推進支援AWS導入支援AI画像認識等のオフショア開発サービスをリズナーブルな価格で提供しています。お客様のご要望をヒアリングした後、それに見合った開発基盤、プロセス、体制などを提案し、お客様と合意した上、システム開発を行なっていきます。多くの企業様を支え続けてきた300案件以上からくる豊富な知見とノウハウで、ご要件に見合ったクラウドサービスの提案からクラウド環境の設計、構築、運用をまでサポートいたします。カオピーズにとって、案件の初期のみならず、開発期間中に出てくる課題を解決し、要件変更に対して最適な対策を取るなどが必要です。そこで、システム開発に関してお悩みがあれば、是非お気軽にご相談ください。