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『銀座 漢方Kaonブログ』へようこそ
健康と美容に役立つ"漢方の力"をご紹介
火曜日担当、かんぽちゃんです
いつもお読みいただきありがとうございます
5月5日は端午の節句でしたね
Kaonブログ金曜日担当の橋本さんの記事にもありましたが
菖蒲湯に入られた方もいらっしゃったのではないでしょうか。
実は日本には『季節湯』というのがあるんですね
菖蒲湯やゆず湯以外にも年間を通して『季節湯』があるのをご存知でしたか
『季節湯』とは
季節にちなんだ旬の植物を湯船に浮かべて
香りや効能を楽しむ入浴法のことです。
先日の端午の節句(5月)の菖蒲湯や
冬至(12月)のゆず湯は
よく知られていると思います。
そのほかの月にも毎月1つずつ
その季節にちなんだ植物が
割り当てられています。
きょうは、その月々の『季節湯』をご紹介します
1月:松湯(まつゆ)
・血行促進作用
・鎮静作用
乾燥した松の葉をティーバックや布袋などに入れて湯船に浮かべます
2月:大根湯(だいこんゆ)
・ビタミン、ミネラル豊富
葉を乾燥させてから細かく刻み、布袋などに入れて湯船に浮かべます
3月:よもぎ湯
・止血や殺菌作用
・安眠、ストレス解消
・冷え性改善
生の葉を煮出した液を湯船に入れます
または、乾燥させた葉を布袋などに入れて湯船に浮かべます
4月:桜湯
・消炎作用
・湿疹、打ち身などに
桜の樹皮を使います。
樹皮を刻んで乾燥させたものを布袋などに入れてから煮出します
煮出した液と一緒に樹皮の入った布袋も湯船に入れます
そこへ桜の花びらを浮かべると癒され楽しめます
5月:菖蒲湯
・リラックス作用
・血行促進
生の葉を刻んで、布袋に入れて煮出した液と一緒に布袋も湯船に浮かべます
菖蒲の葉をそのまま湯船に浮かべてもOK
6月:どくだみ湯
・抗菌作用
・消炎作用
生の葉や根っこを布袋に入れて湯船に浮かべて布袋をもみもみ
独特な香りが苦手な方は、葉を乾燥させてから布袋へ入れて湯船へ浮かべましょう
7月:桃湯
・あせもなど肌荒れに
・肌を潤す
葉を布袋に入れて煮出した液と布袋を一緒に湯船に入れます
8月:薄荷湯
・血行促進
・清涼感があり、汗を引きやすく
生の葉を布袋に入れてボールに入れ、袋の上から熱湯をかけます
15分程蒸らしてから布袋と一緒にボールにたまった液も湯船へ入れます
湯船には、ぬるめのお湯を入れて入浴すると清涼感が増します
9月:菊湯(リュウノウギクを用います)
・血行促進
生の葉を袋に入れて熱湯をかけて蒸らした後、液と袋を一緒に湯船に入れます
花も浮かべると目でも、また香りでも楽しめます
10月:生姜湯
・身体を温める効果
・抗酸化作用
・免疫力を高める
生姜をスライスして布袋に入れて湯船に入れます
すりおろして絞った汁を入れてもOK
11月:みかん湯
・リラックス効果
・血行促進、保温効果
みかんの皮を干してから布袋に入れて湯船に入れます
または、ミカンを丸ごと入れてもOK
12月:ゆず湯
・保温効果
ゆずを丸ごと湯船に浮かべます
または、カットした柚子を布袋に入れて湯船に浮かべます
もしお近くで手に入る植物がありましたら、『季節湯』を楽しんでいただけたらと思います
私も今からどくだみを摘んで乾燥させて来月の季節湯を楽しみに待とうと思います
本日も最後までお読みいただきありがとうございました