結構前の、しかも他でやっていたブログを引っ張ってきました。
おもしろかったから載せてよ、とのパパの要望でして。
以下です。
目 音譜 音譜 音譜 音譜 音譜 音譜 音譜

きょうは、パパは直行で、奈良行きでした。朝、7時40分くらいに「行ってきます」「行ってらっしゃ~い、がんばってね~」
いつものように、送り出して、部屋を見ると、「あ、パパの携帯!!」

やばいです。営業マンにとって、携帯は大切な必須アイテム!

大急ぎで携帯を手に取り、エレベーターへ。しかし、上の階から下りて行ってるところで、すぐには来ない。やっと、来たエレベーターにのり、下まで。しかし、エントランスを出ようとして、「あ、鍵」
引っ越してきたとき、なぜか、オートロックの暗証番号を教えてもらってなくて、いちいち、鍵がないと入れないのです。また、すぐにエレベーターに乗り、う ちへ戻り、「こうなったら」と、コートを着て、自転車の鍵をとり、玄関の鍵を持ち、そして、サングラス着用!(人に見せられる状態の顔ではなかった)
再び、下へ降りて、大急ぎでチャリにまたがり・・気持ちは西武警察の大門がパトカーに乗り込む、もしくは、スーパーマンが、走りながら服を脱ぎ、変身して飛び立つ・・かのように・・

しかし、見れば、ぶかぶかのグレイのハーフコートの下からは、パジャマのズボン。髪はぼさぼさ、不釣合いなサングラス。
どう見ても、怪しい人

言ってる場合じゃない。パパに追いつけなかったら仕事に影響する。今日に限って奈良まで行っちゃうし。
短い足を高速回転させながら、ゴンゴン漕いで、駅に到着。最寄の駅が、二つあるため、(中はつながってるけど)おそらく、こっちから入ってるはず、とチャリをうっちゃり、駅へと下りて行く。

走ったー、これでもか、というほど走ったー。
イメージ的には、ディープインパクトを意識し、飛ぶように走っていたはず。
でも何故か、走りづらい。・・気がつくと、パジャマのズボンが、どんどん下がってきている。
「やばい、コートの下とはいえ、これ以上下がったら、可愛いお尻が見える・・てか、股下が、やけに
下にある人に見えているはず・・

でも手袋もしていたから、思うようにズボンをつかめないし、コートも邪魔をする。
恋には邪魔がつきものだ。「ぱぱ、ぱぱ、もうすぐ、追いつくからね」
必死な形相でズボンをおさえながら、怪しいおばさんは駅の中の人の群れを掻き分け掻き分け
走る  走る  はしる~はしる~♪
歌う余裕も無いはず

見えた、パパだ!あの、若干丸めた背中に人のよさそうな歩き方。1万人の中でも見つける自信ある。
「ディープインパクト、ついに、亀さんの背中をとらえた~!」
はあ、はあ、息をつきながら、パパの横へ「ぱぱ~」
しかし、パパは気づかず、とことこ歩いてる。「おい」
Ipodなるものがパパの耳を塞いでいたのだ。しかし、他人がこんなに接近したりしないだろー
ちょっとはこっちを見なさい。
もう一度「ぱぱ!」腕を掴んで携帯を差し出すと「あ~、あぁ、え~ありがとう、ごめんね」って。
びっくりしたり、笑顔になったり、

世界中が平和になりそうなパパのこの顔、表情、
「いいのだよ、気にせず、行ってくるがよい。頑張るのだぞ」
言い残して、我らがヒーローは爽やかにとっとと、立ち去ったのだ。
だって、人ごみにさらされていられる状態ではなかったから。
ヒーローはもう一言心の中で叫んでいた
「お願い!誰も、私を見ないで~!!」