こんにちは。
ことりです。
前回、低気圧の影響のことを書きましたが、やはりその後調子が良くなりました。
しばらくは気圧が乱高下しそうなので気をつけていきたいです^^
卵がゆ。
赤いのは梅ペーストです。
水分多そうですが、混ぜるとそうでもないです。
卵は、柔らかすぎず固まりすぎず、ほんのりミルキーでいい具合にできました。
おかゆが好きです。
お店で食べるうまみたっぷり中華粥ももちろん好きですが、自分で作るフツーのおかゆが好き。
お塩のみの白がゆや梅がゆ。
食べ過ぎた翌日や胃が重い時など、お腹を労わるためにたまに作ります。
5年ほど前、かなり長期間に渡って体もメンタルも不調だった時は、よくお腹を壊していたのでおかゆの出番が頻繁にありました。
りんごもダメ、柔らかいうどんもダメ。何を食べてもすぐにお腹が痛くなる。
そんな時でも、柔らかく炊いたおかゆだけは大丈夫でした。
身をもって、お米の素晴らしさを実感しました。
わたしにとっておかゆは最後の頼みの綱。
全幅の信頼を置いています^^
昔々の『暮しの手帖』に、伊勢の朔日粥の作り方が載っていて、それ以来ずっとそのレシピでおかゆを作っていたのですが、その暮しの手帖は随分前から手元にはなくて、だんだんと記憶も曖昧になってきました。
以前はネットで検索すると出てきたんですが、今は出てこないんですよね。
もはや幻のおかゆですが、作り方はいたってシンプル。
お米を洗ってザルに上げて15分程置く。
お米と水を鍋に入れて火にかける。
沸騰したらアクを取る。
弱火にして1、2分。
火を消して蓋をして15分程置く。
簡単ですよね。
数字(分量と時間)を覚えてないのでそこは適当です。
お水の量は割と多めなんですが、いつも目分量なのでよくわからない。5倍ぐらいなのかな。。今度計ってみよう。
ひとつ注意することは、沸いてきたら鍋底からお米を大きくかき混ぜること。お米が鍋底にくっつくから。
おわかりのように、火にかける時間は短い。
ポイントは浸水、アクを取る、蒸らしです。
アクを取ることでさらっとしたおかゆになります。(ねちゃねちゃしたのが苦手)
浸水と蒸らしの時間によってお米がふっくらします。
たかがおかゆ。
されどおかゆ。
シンプルなお料理ほどちょっとした違いで仕上がりに差が出ますよね。
丁寧に作ったおかゆは驚くほど美味しいです。
レトルトのものとは雲泥の差です。
わたしはいつも一杯分だけ作ります。お米もほんの少し。(大さじ3杯ぐらいかな?それも目分量)
たまに作りすぎてしまった時は保存もしますが、できたてを食べ切るのがおかゆの良さだと思います。
コロナ禍でお米離れが進んでいるようですね。朝はパンが手軽というのもあるでしょうが、お米だとおかずも必要だけど、麺類だったら一品でOKだからというのもあるそうです。
なるほど。
家にいる時間が長くなると、家事の負担が増えますからね、お子さんがいる家庭なんかは特にちゃちゃっと一品で済ませたいですよね。
わたしも、お米以外の選択肢がないのは困ります。
だけど、一日一食はなるべくお米を食べるようにしています。
最近流行りの糖質制限も相まって、日本人はますますお米を食べなくなっていますが、お米を小麦や他の糖質と並べることはできないんじゃないかと個人的に思っています。
残留農薬や品種改良によってお米アレルギーもあるにはあるそうですが、小麦アレルギーよりは、はるかに少ない。
何より体感として、お米を食べた時の体にすっと馴染む感覚は他のものにはないものです。
お米を栽培できる気候自体が貴重で、多くの場所ではお米の栽培に向かないから小麦を育てていると聞いたことがあります。
食べることって奥深い。
もちろん、わたしは知らないことも多い。
以前は悪者にされていた食材が重宝されたり、その逆もあったり、日々変わっていくものでもあります。
そして人それぞれ、合うもの合わないものがあるので一概に何が良いとは言えませんが、もっとお米を大切にしていきたいなと思います。
台湾のドウジャンの朝ごはん屋さんのように、小さなおかゆ屋さんやおにぎり屋さんが、カフェやファストフード店と同じくらい日本の街角にできるといいのになあ。
今日は3月3日。
桃の節句に地味なおかゆのことを書いてしまった。。
今月のカレンダー。
グレーのような青色が綺麗。
光の具合でもう少し透き通っていたり、もっと深くなったり。
何とも心が落ち着く絵です。
今月も、一日一日を大切に生きたいです。
ことり