こんにちは。

バツ2元女優看護師のさおりです。
 
 
 
 
 
 
 
でお伝えした、不整脈問題④
上の波形には
 
P波はありますが、
 
それに続くQRS波は
 
あったりなかったり…
 
 
 
 
 
 
QRS波がないと言うことは、
 
洞結節は正常だけど、
 
刺激伝導系のどこかでトラブルが起きて、
 
心室に伝わっていない状態といえます。
 
 
 
 
何度も言いますが、
 
刺激伝導系の最大の使命は
 
と言うことです。
 
 
 
 
 
 
 
 
刺激が心室まで伝わらない
 
Ⅲ度の房室ブロックは、
 
刺激伝導系の使命を
 
果たしていないことになります。
 
 
 
 
 
 
 
 
では、洞結節からの刺激が
 
心室まで伝わらないのに、
 
なぜQRS波が出ているでしょうか?
 
なぜ心室が動くのでしょうか?
 
 
 
心室が動かなくては
 
血液を全身に送ることができず、
 
生命を維持することは出来ません。
 
 
 
 
 
 
心臓が止まってしまえば
 
生きていけないのです!
 
 
 
 
 
そのため、
 
簡単に止まらないよう
 
心臓には安全機能が
 
備わっています。
 
 
 
 
 
 
 
どんな安全機能かと言うと…
 
 
 
 
 
 
心室を動かすための刺激が
 
心室まで届かないのならば、
 
刺激を洞結節以外から出して
 
心室を動かすというものです。
 
 
 
 
 
 
 
刺激を出せるのは
 
洞結節だけではありません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
刺激を出す細胞
 
⑴洞結節⑵房室結節⑶プルキンエ線維
 
です。
 
 
 
この3つは何が違うのかと言うと、
 
洞結節は1分間に60〜70回に対し、
 
房室結節は約50回/分ぐらい
 
プルキンエ線維は約40回/分ぐらいと、
 
それぞれ刺激を出す数が違うのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
ちなみに
 
この洞結節以外から出る調律を
 
補充調律といいます。
 
 
 
 
 
 
 
 
安全機能として、
 
房室結節やプルキンエ線維でも
 
刺激を出すことが出来ますが、
 
これらには欠点があります。
 
 
 
 
欠点とは
 
洞結節では、運動すれば刺激の数も増え、
 
運動に追従出来るのですが、
 
房室結節やプルキンエ線維は
 
運動に追従できません
 
 
 
 
 
 
つまり、
 
房室結節プルキンエ線維は、
 
生きるために必要な数しか
 
刺激を出せないのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
心臓は簡単に止まらないよう、
 
洞結節だけでなく、
 
房室結節やプルキンエ線維でも
 
刺激を出しており、
 
心室まで刺激が届かなくても
 
心室が動くようになっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
よって、洞結節からの刺激が
心室まで伝わらなくても、
安全機能のおかげで
QRS波が出ているのです。
 
 
 
 
 
 
お判り頂けましたでしょうか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

分かった!

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