抗がん剤治療することを、自分自身に納得させるために、家族と友達の意見を聞いてみた私。
それぞれの想いの中に、なるほどと思ったり、共感できたり、背中を押されたり、癒されたりして。。
折れてしわしわになっていたハートが、また元気になっていく感じがした
みんなありがとう。。
すごく勇気づけられたのはもちろん、勉強になったし、冷静にもなれた。
はじめはやりたくない気持ちが８割だったけれど、いつの間にか逆転して、がんばろうという気持ちが８割になっていた
残りの２割、邪魔しているのは心配事だった。
ズバリ、金銭的な問題
我が家は、決して裕福ではない。
共働きだけれど、今はほとんど貯金がなく、むしろ貧しめと言ってもいいかも。笑
夫が数年前に事業を失敗？し、結婚してからの貯蓄を使い果たしてしまったからね。
まあ、今現在の衣食住はなんとかなってはいるけど、余裕があるとは全然言えない。
そして私は、残念ながらガン保険に未加入だった
なので、長引く治療に備える大きな後ろ盾はない。
医療保険は一応入っていたので、入院と手術には給付金がでたけれど、通院で抗がん剤となると、私が入っていた保険では、通院は対象ではないので何も支給されない。
入院時に取得した高額医療費の限度額適用証はまだあるけれど、今後は抗がん剤1回分を通院ごとに支払うので限度額を超えず、あまり意味はないらしい。
通院で抗がん剤治療をするときかかる金額は、AC療法の私は
大体、1回で1万5千円くらい。
血液検査や、色々含めても2万円はいかないくらいと聞いていた。
プラス、薬代。持病もあるので、それも含めると大体1回1万円
どちらも×4回。
うーん、地味にかかるね
それと、私は正社員だったので、長期休職にあたり社会保険の傷病手当を申請した。
↑後日、これは間違った情報とわかりました！訂正しておきます！
で、休んでいる間は当然お給料はないが、
普段給料から天引きされている社会保険料の自己負担分と住民税は、払い続けないといけないらしい
マイナスのお給料。。
かなしー
かなしー治療費と保険料と税金を合わせて月数万円の出費、私が働けない数ヶ月の収入の減額、ウイッグ等治療により必要になるケア用品の出費。。
ざっと見積もって、100万前後、我が家の家計に影響する
このマイナス分を夫の給料だけで補填するのは少し厳しいと思われた。
でも、もしどこかから借金するなんてことになるなら・・治療を躊躇う。
或いは、抗がん剤治療しつつすぐ職場復帰して、私の無収入状態をなくすか？
ただどのくらい副作用が出るかわからないので復帰がうまく行くかの確約がない。
・・・大丈夫なのかな？
お金の目処がたたないまま治療に飛びこむのは、とても不安
これがクリアにならなかったら、決断できない！
そう思って家族を集め治療費の話をした。
私が抗がん剤治療をするとどれだけ家計に響くのか、期間と金額を出して、これだけ迷惑をかけることになるけど、本当に治療してもいいのかと聞いてみた。
すると、、、奇跡的な答えが返ってきた。
なんと
お姑さんが家のためにしていた積立が先月満期になり、手元にまとまった資金があるという
本当はリフォームローンを私たちが払っているので、返済分として充てたかったらしいけれど、
仕方がない、命には変えられんと、お姑さんが言ってくれた
ありがとうございますーー
しかしこんなコトがあるから、人生って不思議だなあ。。
がんになったのが、去年でも来年でも、このお金は使えなかった。
たまたま今年、今月だったから、満期になって手元にあるけれど、そのお金は、時期がズレていたら確実にリフォームローンの返済で消えていたはず。
ほんとに奇跡！
ありがたく使わせていただいて、しっかりがんを根治しようと思った。
もうお姑さんに足を向けて寝られないな〜
老後も優しくしますね。。と、恩返しも誓う私だった
そして、翌1月14日。
無事に？抗がん剤治療しますと、ドクターに宣言できた。
初回抗がん剤投与は、8日後の1月22日になった。