🏛建築探訪
#藤田美術館周辺の建築巡り#2
一年ほど前に、外観だけですが見て周ったのをすっかり忘れていました💦せっかくなのでご紹介します。
旧桜宮公会堂は、藤田美術館から大川をはさんで対岸側に建ち、造幣局のすぐ近くにあります。
旧桜宮公会堂の前身は1935年(昭和10年)に建てられた「明治天皇記念館」。明治天皇記念館を建てるにあたり、1871年(明治4年)に建てられた旧造幣寮(現在の造幣局)の鋳造場玄関が移設されました。正面玄関部分は重要文化財に指定されています。
#旧造幣寮は老朽化のため、正面玄関を除き解体されている
この旧造幣寮鋳造場玄関は隣接する「泉布館」と同様にアイルランド人お雇い技術者トーマス・ウォートルスによって設計されたものです。現存する近代建築としては最古期のものだそう。富岡製糸場が建つ1年前、まさに日本の近代建築の黎明期の建築であるようです。
「明治天皇記念館」は「聖徳館」に改称され、戦後に「桜宮公会堂」となり、様々に利用されて現在はレストラン・結婚式場として利用されています。
ギリシャ神殿風の柱が縞模様になっていて、まだらなのが格好いいなぁと思います。柱が下から上へだんだん細くなっているのも素敵。建物裏には和庭園があり、池もありました。建物の周りに緑がいっぱいで、雰囲気が良かったです🌿
見に行った日は中で結婚式の準備をしているようでしたが、お昼はレストラン営業もしているみたい。HPを見ると、内装が豪華で素敵✨中にもぜひ入ってみたいです。