前期を見てきました。
混雑していると聞いていたので、7月下旬の平日17:00にIN。チケット売り場の行列はないけど、中はまだ混んでました。(最前列で見るのにこだわらなければサクサク見れます)
広重、大人気ですねぇ。
歌川広重は1797年江戸生まれの浮世絵師。没後10年で明治時代なので、思っていたよりも江戸時代終盤に生きた人。
広重の初期から晩年までの画業を、風景画だけでなく花鳥画や美人画と共に紹介する展覧会です。
タイトルに「摺の極」と付いているだけあって、摺がとってもきれい。
今回出ている浮世絵のほとんどが、パリ在住のポーランド人コレクターであるジョルジュ・レスコヴィッチさんのコレクション。錦絵というのがぴったりの華やかさで、「広重ブルー」と呼ばれるオランダ舶載のベロ藍が美しかったです。
青と共に柔らかな紅が使われていた絵が多かったのが印象的。差し色が効いてさらに青の美しさが生きている気がしました。また、穏やかな緑の美しさにもほっこり。広重の優しい画風に合っているなぁと思いました。
●「金沢八景 瀬戸秋月」1835-36年
●「金沢八景 称名挽鐘」1835-36年
●「木曽海道六拾九次之内 小田井」1836-37年
●「木曽海道六拾九次之内 洗馬」1836-37年
●「木曽海道六拾九次之内 あし田」1836-37年
●「木曽海道六拾九次之内 中津川」1836-37年