夏の信州旅行#5 茅野市尖石縄文考古館 | 美術館大好き!大阪・兵庫・京都・奈良へのお出かけ日記

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夏の信州旅行#5


諏訪大社巡りの合間に考古館に寄りました。



尖石(とがりいし)縄文考古館の周囲には、国指定特別史跡「尖石石器時代遺跡」があります。縄文時代中期(5000年前~約4000年前)の集落遺跡で、竪穴住居のあとが200ヶ所以上発見されているそう。



この考古館の目玉は国宝の土偶2体。幸いどちらも貸し出しはされておらず、見ることができました

 

●土偶「縄文のビーナス」 国宝、縄文時代中期(5000年前)


●土偶「仮面の女神」 国宝、縄文時代後期(4000年前)

どちらも女性を形どった土偶だけど、時代が異なるせいか、結構雰囲気が違います。でも、むっちり・どっしりした体型は同じ。一族を繁栄させる安産系の女性は大事にされただろうなぁと思いました。

どちらも名前をつけた人のネーミングセンスが光る






縄文土器の太いぐねぐね模様や土偶を見ていると、キュビスムや岡本太郎の作品を連想しました。アフリカ美術と縄文文化、なんとなく似てますよね。呪術的な雰囲気がそう感じさせるのかな。




縄文時代の人々の暮らしを再現するコーナーでは、衣服が思ったよりカラフルで貝などのアクセサリーが使われてオシャレだったことに驚きました。私が思うより、ずっと文化的な生活だったんだなぁ。体験コーナーも面白そうでした。


あと、尖石遺跡は八ヶ岳山麓の山の中にあるのですが、これだけ大規模な集落があったということは、諏訪湖の水位が今よりもっと高くてすぐ近くまで湖だったとか(さすがにないかな)、近くに大きな水源があったのかな?とか想像が膨みます。

#不勉強なので勝手な想像です




駆け足での鑑賞でしたが、面白かったです。次に来る時には遺跡も見学してみたいし、体験エリアもじっくり見てみたい。

 

縄文文化に触れた後は、諏訪大社下社エリアに向かいました🚕