フェスティバルホール「井上道義指揮 NHK交響楽団演奏会 ヴァイオリン:服部百音」 | 美術館大好き!大阪・兵庫・京都・奈良へのお出かけ日記

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🎻コンサート記録



#なぜか顔写真入りのポスターは見当たらず💦

#なんで〜?

 

関西にいると聴く機会がなかなかなくて、一度聞いてみたいなぁと思っていたN響。井上道義さん引退前のラストイヤー&得意のショスタコーヴィチ、ということで、両親と叔母を誘って行ってきました。


指揮 井上道義

ヴァイオリン 服部百音

NHK交響楽団



ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲 1 イ短調 作品77

ロッシーニ/歌劇「ブルスキーノ氏」序曲

ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲 2 嬰ハ短調 作品129


ヴァイオリン協奏曲を2本という、かなりびっくりなプログラム。濃い。そして重い。


服部百音さんのヴァイオリンを初めて聞きました。一曲目の協奏曲1番は、掠れそうな線の細い音だったり、叩いて押し付けるような音だったり・・・神経質で内省的なショスタコーヴィチという人間を想像しながら聴きました。全く同じ曲を半年前に別のヴァイオリニスト(三浦文彰さん)で聴いたのですが、細かいところは覚えてないけど、最初の音から受けた印象が全く違ったのが興味深かったです。生で音楽を聴く醍醐味かも。


休憩を挟んでロッシーニ。明るく軽妙なメロディ、指揮でほっとしました。指揮の井上さんも軽妙な指揮。楽しかった


再び、ショスタコーヴィチの協奏曲2番。服部さんは衣装替え👗

私はこの曲の演奏の方がオーケストラ・ソリスト共にしっくりきました。

オーケストラの弦楽器の低音のうねりがソヴィエトの暗い闇、みたいな雰囲気があって、

#ロシア行ったことないし

#歴史もそんな知らないし

#あくまでイメージ

#知らんけど🙄

ぞわぞわっとして引き込まれました。服部さんもオケとぴったり合って緊迫感がすごかった。息を詰めて見ました。

終わり間近に弦が切れた?コンマスと楽器交換していたからそうだと思います。井上さんが仕切り直し、いったん止めて少し前から演奏を再スタート。それでも集中は途切れず、美しいフィニッシュ、万雷の拍手。これは凄かった。




カーテンコール、服部さんはとても悔しそうでした。途中で弦が切れる・・・五嶋みどりさんのエピソードでそういうことがあるのは知ってたけど、実際に目にするとは。でも、この大曲2つですもんね。アクシデントが起こっても全然不思議ではない、そんな熱演でした。

 

協奏曲の凄まじさと服部さんの気迫に圧倒されてしまい、井上さんの指揮やN響を味わうには至らず😅でしたが、楽しいひと時でした。


#カーテンコール撮影OKでした