真言宗智山派 総本山 智積院 | 美術館大好き!大阪・兵庫・京都・奈良へのお出かけ日記

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卍お寺シリーズ

#展覧会の後のお寺巡り

 

長谷川等伯の障壁画(国宝)を見たくて、京都国博の雪舟展の後、すぐ近くの智積院へ。お参りするのは初めてです。


●総門


智積院は、長盛により南北朝時代に創建された紀伊・根来寺の塔頭でした。根来寺は大きな勢力を持ちましたが、豊臣秀吉と敵対、焼き討ちにあいます。1601(江戸時代初期)に徳川家康より現在地(東山七条)を寄進され、玄宥によって智積院が再興されました。

本尊は大日如来、真言宗のお寺です。

 

金堂



 

大師堂


明王殿

 

お参りを済ませて、いざ庭園エリアへ。



桜はほぼ終わり、躑躅には早い時期でした。すいていたので、大書院の長谷川等伯一派の複製障壁画や庭園をゆっくり眺めることができました。


●名勝庭園

講堂側より庭園を望む。正面が宸殿、左側が大書院。



「利休好みの庭」と伝えられる庭園で、祥雲禅寺(秀吉建立、智積院の前身)に原形が造られた。大書院に面し、平安期の寝殿造りの釣殿のように、庭園の池が書院の縁の下に入り込んでいる。



大書院 障壁画(複製)



長谷川等伯一派によるもの。元は祥雲禅寺客殿にあったもの。

この複製障壁画、かなり派手できらんきらんです🤭後で宝物館で見たオリジナルは掠れていい塩梅になっていましたが、きっと描かれた当時はかなり煌びやかだったのではないかと思います。安土桃山時代!って感じです。


●月樵道人「布袋唐子嬉戯」

しみじみ味わい深い。


後藤順一


●後藤順一「浄」


●後藤順一「百雀図」


講堂の障壁画はしっとり控えめで美しく、日本画っていいなぁと改めて思いました。田渕俊夫さんの水墨画(撮影不可)も美しかったです。

 

●宝物館




●長谷川等伯「楓図」


宝物館にある長谷川等伯一派の障壁画は、ゆったりとした大きなお部屋にぐるりと障壁画が飾られています。部屋の明るさも光の当たり方も違うので、複製画とは全くの別物という感じ。雪舟を見た直後だったので、この枝は雪舟の影響?とか、よくわからないのですが、想像して楽しみました😊