1階で受付をして7階までエレベーターで上がると、正面に見覚えのある図案のタペストリーが。
●タペストリー 尾形光琳「紅白梅図」
尾形光琳の「紅白梅図」ではないですか😳意匠変更しているそうですが、受ける印象は光琳の梅。光沢があってちょっと圧が強いですが、嬉しいお出迎えでした。
思っていたよりずっと広くて、西陣織の歴史などの紹介、源氏物語の特集スペースでだいたい半分ぐらい。仏教美術、琳派や洋画(ゴッホ、ルノワールなど)などから題材をとった常設展が半分ぐらい。全部で70点ほど、見応えがありました。
まずは源氏物語のコーナー。
●衝立 源氏物語「紅葉賀」
●丸帯「国宝 源氏物語」
五島美術館所蔵、平安時代に描かれた現存最古の源氏物語の絵が元になっている。
●丸帯「有職 源氏物語」
●袋帯「源氏香几帳文」
この模様、素敵。
●丸帯 伊藤若冲「梅花皓月図」
動植綵絵に思わぬところで出会えました。美しいです✨
次のコーナーは百人一首が特集されていました。
帯に織られたかるた取りをしている趣向🤭
●かるた 尾形光琳「光琳かるた」
このかるたも西陣織です👀
●掛軸 「佐竹本三十六歌仙 小野小町」
シックで素敵。
●額装 葛飾北斎「龍図」
●掛軸「五節句 上巳(三月)」
蓄光糸のコーナーもあります。
●絵画(蓄光糸使用) フィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」
●丸帯 長谷川等伯「桜梅柳紅葉橋文」
雰囲気が絵と似ていてきれい。
●丸帯 円山応挙「雨竹風竹図」「墨梅図」
明る過ぎて色が飛んでしまっています・・・暗いところで見たい。
続いて琳派のコーナー。
●俵屋宗達「風神雷神図」
●額装 尾形光琳「紅白梅図」
こちらの紅白梅図は控えめ。
最後に洋画コーナー。
●絵画額装 フィンセント・ファン・ゴッホ「夜のカフェテラス」
絵を再現してしまう西陣織の素晴らしい技術に驚きました😳個人的な印象ですが、メインで展開されている琳派や色の強いゴッホとは確かに相性がいい気がしました✨
もともと艶のある絹にたっぷりと金銀を使うので、淡い色だと色が飛んでしまってもったいない感じ。でも、ほのかな灯りの下で見たら、違う表情が見えるのかも。
梅の時期に尾形光琳の「紅白梅図」に出会えたのが嬉しかったです。次は歩いて博物館へ向かいました。
#作品の解説動画のタブレット貸し出しあり
#地下鉄四条駅すぐ
#ビルの7階です