読書記録 「楽園のカンヴァス」 原田マハ 著 | 美術館大好き!大阪・兵庫・京都・奈良へのお出かけ日記

美術館大好き!大阪・兵庫・京都・奈良へのお出かけ日記

大阪・兵庫・京都・奈良へのお出かけの日々をメモ。美術館・博物館や神社仏閣、舞台やクラシックにも興味あり。その他興味があることはなんでも。

Instagramの内容とほぼ同じです。


📚読書記録

 

久しぶりに会った友達に、美術館巡りにハマってることを伝えたところ、この本をプレゼントしてくれました。ありがとう❣️

 


この本でテーマになっているのは、アンリ・ルソーの「夢」。1910年に制作された絵です。


原田マハさんの本を読むのは「暗幕のゲルニカ」に次いで2冊目。重層構造になっているストーリーで、登場人物と一緒に私も謎解きをしている気分に。通勤時間に少しずつ楽しみながら読んでいたのですが、あっという間に読み終わってしまいました。

 

さて、物語に出てくる「夢」は実物を見たことはないのですが、私が初めてルソーの絵を認識したのは、2018年に国立国際美術館で見た「プーシキン美術館展──旅するフランス風景画」でした。この時のメインヴィジュアルの一つが、「馬を襲うジャガー」、背景がジャングルで「夢」と似ています。描かれたのも1910年で、同じ年です。



この絵を見た時の衝撃たるや⚡️

印象派など絵を見始めたばかりの頃で、「えっ、名画・・・なの⁉️」と頭がマークでいっぱいになったのを思い出しました。それでも、今もどんな絵だったのか鮮明に覚えているので、相当訴えかけるものがあったのだと思います。


少しずつ作者名がわかる絵が増えてきたので、こういう風な楽しみ方もできるかも。原田マハさんの本、ゆっくり読んでいきたいです。