細見美術館「愛し、恋し、江戸絵画 ― 若冲・北斎・江戸琳派 ―」 | 美術館大好き!大阪・兵庫・京都・奈良へのお出かけ日記

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開館25周年記念の第一弾、二代古香庵と妻・細見有子さんが蒐集した江戸絵画の紹介です。


細見美術館おなじみの作品が並びます。表題通り、若冲・北斎と琳派(本阿弥光悦・酒井抱一・鈴木其一など)を中心に見てきました。


画像は公式サイトからもお借りしました。

●鈴木其一「朴に尾長鳥図」 

葉っぱのたらしこみの表情の美しさ上品です。朴=ほお、木蓮科の木。白い花というのも琳派で受け継がれたモチーフのようです。そういえばよく見ますよね。 


●酒井抱一「白蓮図」 

柔らかなモノクロで、蓮の存在感が極まっている。何回見ても素敵💕


●左 鈴木守一「業平東下り図」 

●右 伊藤若冲「糸瓜群虫図」

 

守一は鈴木其一の息子。表装も華やかに彩られ、四季が織り込まれています。ちょっと装飾過多な気も

💦他にもこういった作品があったので、流行りだったのかもしれないですね。


若冲のは、ぱっと見ると形のよいヘチマ(と思う)の絵だけど、よーく見ると、瓜の周りにたくさんの虫がいます。色が茶色くなった葉っぱも描かれていて細やか。たくさん描き込まれているのに、ごちゃごちゃしてないのが素敵。

 

●伊藤若冲「群鶏図」

若冲の鶏は、モノクロが好み。

 

やっぱり琳派の作品は素敵だなぁと思います。最近「細見美術館の名品展」で琳派作品を見た時には、酒井抱一の絵に注目して見たのですが、今回はメインヴィジュアルにもなっている、抱一の弟子の鈴木其一の絵に惹かれました。何でも描ける人だったんだなぁという印象です。


江戸絵画、人気なのかな。次回の福田美術館も江戸絵画がテーマなので、行ってみたいなと思っています。